トベラ〈扉〉(トベラ科) 花期は5〜6月。 海岸近くに生える常緑低木。庭や公園にもよく植えられている。下部からよく枝分かれして、高さ2〜3mになる。雌雄別株。葉は枝先に集まって互生し、倒卵形または長卵形で、表面は光沢があり、ふちは裏側に巻く。本年枝の先に集散花序を出し、直径2pほどの白い花を多数つける。花は香りがよい。
「わざわざ棚岩まで行かなくても・・・」と、“秋吉台のやまんば”さんに教えてもらった林縁のトベラは今年花序がついたのが1つだけ、それも、高いところの電柱のそばで、電柱番号が一緒に写ってしまったので、やっぱり昨年と同じ岩場に来ました。
【上の画像を拡大しました―雌花】
種子が小鳥の好物なので、旅鳥の糞にあったタネが芽を出し育ったのでしょう。
海辺の植物なのに、秋吉台のあちこちに散らばって生えています。
【別の株の花―こちらは雄花でした】
05.5.25 撮影
ノハカタカラクサ(ツユクサ科)
05.5.24 撮影
ノハカタカラクサ〈野はかた唐草〉 花期は5〜7月。
昭和初期に渡来した園芸品種のシロフハカタカラクサが野生化し、葉の白い斑が抜けたものといわれる。南アメリカ原産の常緑多年草。茎はねるか斜めに立ち、ときに1m近くにも伸びて、節部から不定根を出してはいまわる。葉は先がとがった卵形、全縁でやや波打つ。無柄、長さ1pほどの葉鞘があって茎を包む。茎の頂に花序を出し、直径1pほどの白色の3弁花を数個ずつつける。
荒れ地で昨年見つけ、今年見つけた花に加えたノハカタカラクサ、名前がなかなか覚えられませんでした。
【上の画像を拡大しました】
「花は萼片3,花弁3,雄しべ6,雌しべ1よりなり、萼は緑色で花弁より短い」
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