テイカカズラ Trachelospermum asiaticum〈定家葛/別名マサキノカズラ〉
(キョウチクトウ科 テイカカズラ属) 花期は5~6月。
山野の林にふつうな常緑の籐本。
茎は長く伸び、付着根を出して他物に這い上がり、
太いものでは径4cmに達する。
葉は対生。変異が多く、
若木では小さくて長さ1-2cm、幅5-7mm。
成木では長さ3-7(-10)cm、幅1.2-2.5(-3.5)cmとなり、
楕円形~長楕円形、革質で光沢があり、鈍頭で鈍端、
基部はくさび形で、長さ3-7mmの葉柄がある。
花は5~6月に開き、白色、径2cm内外、終わりに近づくと淡黃色を帯びる。
花筒は7-8mm、上部3mmほどが太くなっていて、中に雄しべがある。
葯はわずかに花喉から覗いている。
袋果は細長く、長さ15-25cm、多少湾曲してぶら下がり、
ふつう2個が対をなすが、1個だけのこともある。
種子は長さ12-14mm、先に長さ2.5cm内外の白い長毛がある。
本州・四国・九州・小笠原諸島、朝鮮半島に分布する形。
- 改訂新版「日本の野生植物 4」 -
【①を拡大しました - 袋果は細長く、長さ15-25cm、多少湾曲してぶら下がり】
17.12.23 撮影
【①を拡大しました - ふつう2個が対をなすが、1個だけのこともある】
17.12.23 撮影
(まだ裂開していません)
【①を拡大しました - 一番下に写っている袋果を】
17.12.23 撮影
【①を拡大しました - 種子は長さ12-14mm、先に長さ2.5cm内外の白い長毛がある】
17.12.23 撮影
【②上の画像の上の部分を】
17.12.23 撮影
【②を拡大しました - 飛び立つ前の袋果が見えます】
17.12.23 撮影
* * * * * こんな時もありました * * * * *
【③花は白色、径2cm内外、終わりに近づくと淡黃色を帯びる】
13.5.27 撮影
【③を拡大しました - 花筒は7-8mm、葯はわずかに花喉から覗いている】
13.5. 27 撮影
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「上部3mmほどが太くなっていて、中に雄しべがある」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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