8月1日 タラノキ 


【林縁で今、白い大きな花序がよく目につきます】
   09.8.1 撮影
この株は道より下の崖に生え、高さは3mほどです。
   
 タラノキ〈愡木/別名タランボ〉(ウコギ科 タラノキ属) 花期は7〜8月。
日当たりのよい山野に普通に生える高さ3〜5mになる落葉低木。枝や葉に鋭い刺が多い。
葉は互生。枝先に集まってつく。
葉身は長さ50〜100cmの大形の奇数2回羽状複葉で、葉柄の基部は茎を抱く。
羽片は5〜9個あり、各羽片には小葉が多数つく。
小葉は長さ5〜12cmの卵形で、先はとがり、ふちには不揃いな鋸歯がある。
幹の先端に大形の複散形花序を出し、直径約3mmの小さな淡緑白色の花を多数開く。
花序の枝の上部には両性花の花序、下方には雄花の花序がつくことが多い。
花弁・雄しべ・花柱は5個。
液果は直径約3mmの球形で10〜11月に黒く熟す。
 

                                         
幹の先端に大形の複散形花序を出す
 09.8.1 撮影

  
葉身は長さ50〜100cmの大形の奇数2回羽状複葉  
09.8.1 撮影
羽片は5〜9個あり、各羽片には小葉が多数つく

* * * * * * * 以下は望遠レンズで* * * * * * *

枝や葉に鋭い刺が多い
09.8.1 撮影
葉柄の基部は茎を抱く


【花序の枝は多数】
09.8.1 撮影

【花序の枝】
09.8.1 撮影
「花序の枝の上部には両性花の花序、下方には雄花の花序がつくことが多い」

【上の画像を拡大しました】
09.8.1 撮影
「花弁・雄しべ・花柱は5個

【小葉裏面 】
09.8.1 撮影
「葉脈に沿って毛が多い」


 日記にタラノキを書いていないことに気づき、7月31日に書き始めて図鑑を読むと、「幹や葉などに刺がほとんどない品種をメダラという」とあります。
 載せようとした株はメダラらしいので今日見て回ったところ、今日歩いた範囲では、メダラはその1株だけで、ほかの5株はタラノキと思われました。
 今日書いた株には小葉の葉軸に刺がなかったので、メダラに近いタラノキと思います。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。