8月2日 クマヤナギ 


【クマヤナギの花を6年ぶりに見つけました】
   09.8.2 撮影
クマヤナギは「秋吉台国定公園の高等植物」に『林内に稀』とあります。
   
      クマヤナギ〈熊柳〉(クロウメモドキ科 クマヤナギ属) 花期は7〜8月。
     丘陵から山地の林内に生えるややつる性の落葉低木。高さ5mほどになる。
     葉は互生。葉身は長さ4〜6cm、幅2〜4cmの卵形〜長楕円形。
     先は鈍いか円く、基部は円形、ふちは全縁。側脈は7〜8対ある。
     枝先と枝先近くの葉腋から総状花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける。
     花序の軸は無毛で、横枝は再分枝しない。
     花は直径3mmほど。花弁と萼片は5個。
     萼片は長三角形。花弁は萼片より短く、両側から巻いて雄しべを抱く。    
 
                                         
【下方の花序がついていない蔓】
 09.8.2 撮影

  
葉の先は鈍いか円く、基部は円形、ふちは全縁  
09.8.2 撮影
側脈は7〜8対ある

枝先と枝先近くの葉腋から総状花序を出し
09.8.2 撮影

黄緑色の小さな花を多数つける
09.8.2 撮影
花序の軸は無毛で、横枝は再分枝しない

【上の画像を拡大しました】
 09.8.2 撮影
萼片は長三角形。花弁は萼片より短く、両側から巻いて雄しべを抱く
  

 昨日、クマヤナギの花を友人が掲示板に貼ってくれたので、場所を教えてもらいました。
今日、「七夕に使うくらいの笹が進行方向に倒れているそばで、花序は目の高さ」を目安に3往復しても見つけられない代わり、花がついていないつるは2株見つけました。
「この調子だとほかにあるはず」と、気持ちを切り替え、道の反対側を探し始めて間もなく、3mくらい上って花序が10個くらいついたつるを見つけることができました。
 ここは、1ヶ月前にクマヤナギの若いつるを見た場所から直線で50〜60mの距離なので、あの日、執念を燃やして探せば良かったのにと反省しきりです。
 が、とにかく2003年から見ていなかったクマヤナギの花を見ることができました。
 友人に感謝、感謝!

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。