タヌキマメ〈狸豆〉(マメ科) 花期は8〜9月。 日当たりのよいやや湿ったところに生える高さ20〜60pの1年草。葉は幅4〜8oの広線形。花は茎の咲きに総状につき、青紫色で長さ約1p。午後咲いて夕方にはしぼむ1日花。
タヌキマメが生えるここは、採草のための草刈りが行われますが、今年は少し遅かったようで、8月半ばに花の様子を見に来たら、辺りの草丈が短いし、やわらかかったのです。
その後、何度か見に来ましたが、タヌキマメの開花確認がまだだったことを忘れかけていた一昨日、友人が画像掲示板に九州で撮られたタヌキマメを掲示してくれたのです。
きのうの夕方近く見に来たら、3株に咲いていました。
05.9.8 撮影
【ナンバンハコベ】
05.9.9 撮影
ナンバンハコベ〈南蛮繁縷〉(ナデシコ科) 花期は8〜10月。 変った花の形から、異国風という意味で南蛮とつけられたが、外来種ではない。山野に生える多年草。茎はつる状でよく分枝し、長さ1m以上に伸びる。葉は卵形。花は白色で横向きまたは下向きに咲き、半球形の萼が目立つ。
帰り水に下りる途中のナンバンハコベも今年は待たされました。
ここの草刈りは、毎年オオバギボウシの開花する6月に行われていたのが8月に遅れたし、その後も回りの草の蔭になったままなので、ナンバンハコベは咲けなかったようです。
先日、2カ所のナンバンハコベを少し日が当たるように枝を出したら、今日、1カ所は台風で痛めつけられて駄目でしたが、アキニレに絡んだナンバンハコベが無事開花していました。
05.9.9 撮影
タヌキマメとナンバンハコベ、どちらも間違いそうな種がほかにないので、パソコンの回りに図鑑を何冊も広げなくていいし、日記に書くのも楽しいです。
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