1月21日 タニイヌワラビ |
タニイヌワラビ(イワデンダ科 メシダ属) 常緑性。 葉柄は20〜40cm、通常葉身より短く、中軸・羽軸とともに紅紫色を帯び、 基部に黒色〜黒褐色で光沢のある鱗片が密生する。 葉身は三角状卵形〜卵状長楕円形、上端は急に狭まって鋭尖頭に終わり、 長さ30〜50cm、2回羽状複生、かたい草質。 羽片は被針形、ほとんど無柄、先端は細長く伸びる。 小羽片は無柄、基部前側は耳状に突き出し、鋭頭〜鈍頭、短くとがってやや刺状となり、 ほぼ全縁から羽状に浅裂して鋸歯のある裂片を作るものまで色々ある。 羽軸と小羽片の分岐点表面に顕著な刺がある。 胞子嚢群は小羽片の中肋に接してつき、 包膜は三日月形・、背中合わせや鉤形のものも混じり、ほぼ全縁。 本州(山形県・千葉県以西)・四国・九州で、山地の林下に広く産する。 【A葉身は三角状卵形〜卵状長楕円形、上端は急に狭まって鋭尖頭】 【B葉柄基部に黒色〜黒褐色で光沢のある鱗片が密生する】 【C羽片は被針形、ほとんど無柄、先端は細長く伸びる 】 【Cを拡大しました - 小羽片は無柄、基部前側は耳状に突き出す】
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