2021年 3月15日  タムシバ



【@咲き始めたかと向かっていたところ、遠くからでも白い花の満開状態が確認できました】
21.3.15 撮影

            タムシバMagunolia salicifolia〈噛柴/別名カムシバ・サイトウシバ・ニオイコブシ〉
                                (モクレン科 モクレン属) 花期は3〜4月。
          山地、ときに低地にも生える高さ10mになる落葉高木。
          葉は互生し、披針形ないし卵状被針形、長さ6-12cm、幅2-5cm、
          鋭頭で基部は鋭いくさび形、裏面は白色を帯び、若い時は少し毛がある。
          葉をもんだ時の香りはコブシよりも強く、また、噛むと甘味がある。
          花は4〜5月、葉の展開に先立って開き、径約10cm。
          花被は萼と花冠の区別があり、萼は3枚、小さく、
          花弁は6枚、白色、長さは萼片の倍以上あって、4.5-6.5cm。
          雄しべは多数、雌しべも多数。
          花後、花床は伸長し、長さ7-8cm、袋果は無毛、種子は赤色。
           − 改訂新版「日本の野生植物 1」 −

          よく似たコブシとは、花の下に小さな葉がつかない点で区別する。
         

【@を拡大しました − 花は4〜5月、葉の展開に先立って開き、径約10cm
21.3.15 撮影
                                 
【A】
21.3.15 撮影

【Aを拡大しました】
21.3.15 撮影

【B毎年撮ってきた個体も花は少数ですが、“一番きれいな時”】
21.3.15 撮影

【Bを拡大しました − 花弁は6枚、白色、長さは萼片の倍以上あって、4.5-6.5cm
21.3.15 撮影


 タムシバは、秋吉台に春到来を告げる木の花と感じています。
 花の表年、裏年がハッキリしていて、年によっては何度もここへ足を運んだものですが、
 今年は1回でこんな花盛りを見られて、ちょっと寂しさも感じています。


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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