タカノツメ Evodiopanax innovans〈鷹の爪/別名イモノキ〉(ウコギ科) 花期は5月。
冬芽の形が鷹の爪に似ていることからこの名がついた。
別名は、材が柔らかく、もろいことによる。
山地に生える高さ4-15mになる落葉小高木または高木。雌雄異株。
葉は互生。
枝先に集まってつき、3出複葉だが、ときに単葉のものもある。
葉柄は長さ5-15cm、無毛または短毛がまばらに生える。
小葉は長さ5-15cmの卵状楕円形で、両端は鋭くとがり、ふちには短い芒状の鋸歯がある。
短枝の先に散形花序を総状に出し、小さな黄緑色の花を多数丸く集まってつける。
花柄は長さ2-5cm、小花柄は長さ7-10mm。
花弁は4個。長さ約2mmの狭卵形。
雄花には雄しべ4個と小さな花柱が1個ある。
雌花には雄しべはなく、花柱は2裂する。
果実は液果。長さ5-6mmの広楕円形で、9〜10月に黒紫色に熟す。
【@を拡大しました − 葉は枝先に集まってつき、3出複葉だが、ときに単葉のものもある】
16.5.7 撮影
【A樹皮を − 樹皮は灰白色】
16.5.7 撮影
【Aを拡大しました − 丸い皮目が多数あり、しばしば地衣類が着生する】
16.5.7 撮影
【B上とは別の個体で花を − 雌雄の株が隣り合って生えています】
16.5.8 撮影
【Bを拡大しました − 雄花序 −短枝の先に散形花序を総状に出し 】
16.5.8 撮影
「小さな黄緑色の花を多数丸く集まってつける」
【Bを拡大しました −雄花には雄しべ4個と小さな花柱が1個ある】
16.5.8 撮影
【C雌花序】
16.5.8 撮影
【Cを拡大しました − 雌花には雄しべはなく、花柱は2裂する】
16.5.8 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|