2016年 5月9日  タカノツメ



【@今年開花確認したのは5月4日、この高さ10m以上の雄株で】
16.5.7 撮影

       タカノツメ Evodiopanax innovans〈鷹の爪/別名イモノキ〉(ウコギ科) 花期は5月。
     冬芽の形が鷹の爪に似ていることからこの名がついた。
     別名は、材が柔らかく、もろいことによる。
     
山地に生える高さ4-15mになる落葉小高木または高木。雌雄異株。
     葉は互生。
     枝先に集まってつき、3出複葉だが、ときに単葉のものもある。
     葉柄は長さ5-15cm、無毛または短毛がまばらに生える。
     小葉は長さ5-15cmの卵状楕円形で、両端は鋭くとがり、ふちには短い芒状の鋸歯がある。
     短枝の先に散形花序を総状に出し、小さな黄緑色の花を多数丸く集まってつける。
     花柄は長さ2-5cm、小花柄は長さ7-10mm。
     花弁は4個。長さ約2mmの狭卵形。
     雄花には雄しべ4個と小さな花柱が1個ある。
     雌花には雄しべはなく、花柱は2裂する。
     果実は液果。長さ5-6mmの広楕円形で、9〜10月に黒紫色に熟す。


【@を拡大しました − 葉は枝先に集まってつき、3出複葉だが、ときに単葉のものもある
16.5.7 撮影
                                 
【A樹皮を − 樹皮は灰白色
16.5.7 撮影

【Aを拡大しました − 丸い皮目が多数あり、しばしば地衣類が着生する
16.5.7 撮影

【B上とは別の個体で花を − 雌雄の株が隣り合って生えています】
16.5.8 撮影

【Bを拡大しました − 雄花序 −短枝の先に散形花序を総状に出し
16.5.8 撮影
「小さな黄緑色の花を多数丸く集まってつける」


【Bを拡大しました −雄花には雄しべ4個と小さな花柱が1個ある
16.5.8 撮影

【C雌花序】
16.5.8 撮影

【Cを拡大しました − 雌花には雄しべはなく、花柱は2裂する
16.5.8 撮影
                     「花弁は4個。長さ約2mmの狭卵形」


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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