タガラシRanunculus sceleratus〈田辛し〉(キンポウゲ科 キンポウゲ属)
花期は4〜5月。
プロトアネモニンを含み、かむと辛みがあることによる。
キンポウゲ属の植物はすべてプロトアネモニンを含むため、
多少とも有毒である。
水田や溝などに生える高さ30-50cmの2年草。
葉は3深裂し、裂片はさらに細かく裂ける。
花は黄色で直径0.8-1cm。
花のあと花床は大きくなり、長さ0.8-1cmの楕円形で、
多数の痩果の集合果になる。
1つの果実のように見える集合果は、多数の痩果の集まりで、
タガラシの集合果は楕円形なのが特徴。
痩果は長さ1-1.2mmで、レンズ状に膨らんでいる。
【@を拡大しました】
18.4.2 撮影
【A葉は3深裂し、裂片はさらに細かく裂ける】
18.4.2 撮影
【Aを拡大しました】
18.4.2 撮影
【B花は黄色で直径0.8-1cm】
18.4.2 撮影
【C花のあと花床は大きくなり、長さ0.8-1cmの楕円形で】
18.4.2 撮影
「多数の痩果の集合果になる」
開花確認を手伝ってくれている友人Aさんは、開花確認ごとに携帯メールで連絡をくれるのですが、
「タガラシも咲いていました」と。
タガラシはヒキノカサと一緒に随分探したものですが、ここ数年はすっかり諦めて、
秋吉台だけではなく、私は見たことがなかった植物です。
Aさんには珍しくない植物で、秋吉台で見ていないなど思いも寄らなかったそうです。
タガラシに付いた花番号は、『1499』。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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