タチイヌノフグリ〈立犬の陰嚢〉(ゴマノハグサ科 クワガタソウ属) 花期は1〜6月。
ユーラシア大陸原産の高さ10〜30cmの2年草。
明治の初めに渡来し、現在は各地に広がっている。
葉は対生し、長さ0.6〜2cmの広卵形でやや大きな鋸歯がある。
上部の葉腋にコバルト色の花を1個つける。
花は直径約4mm、花柄がほとんどなく、苞や萼に埋まるように咲く。
萼には腺毛と短毛がある。
【今はまだ茎が短く、斜めに立っています】
10.1.4 撮影
花は開き切っていませんが、開花しています。
「萼には腺毛と短毛がある」
【花盛りのころは−昨年の画像です】
09.4.13 撮影
【花は直径約4mm】
9.4.6 撮影
「花柄がほとんどなく、苞や萼に埋まるように咲く」
小さくて、オオイヌノフグリ同様に日が当たっている時だけ開く花ですが、私は大好きです。
「秋吉台で出会った花」づくりで今はページに当てはめていく作業をしていますが、タチイヌノフグリの行き場がどうしてもないのです。
草原では今、花が全く咲いていないので林の中や洞穴前に広がっている田畑を散策、春が来るまでの2ヶ月をずいぶんお世話になり楽しませてもらっています。
が、タチイヌノフグリは「小さいし、一般的にこの草を秋吉台で目にする機会は少ないし・・・」と、残念ですが、リストから外しました。
見つけた花1200種を750種にしぼり込むのは、進んでくると楽しいのですが、つらい作業でもあります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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