1月10日 ミヤコアオイ 


【シダの確認で林縁の湿地に入ったら、ミヤコアオイが咲いていました】
   10.1.10 撮影
これまで最も早い開花確認(昨年2月14日)より1ヶ月以上も早い開花です。
   
  ミヤコアオイ〈都葵〉(ウマノスズクサ科 カンアオイ属) 花期は2〜4月。
 山地の林内に生える常緑の多年草。
 葉は卵円形〜卵状楕円形で長さ6〜8cm、鈍頭、基部は心形で両側片が耳状に張り出すこと
 がある。表面に雲紋がでやすい。光沢薄く、短毛が散生する。
 花は淡紅紫色または暗紫色で直径約2cm、萼筒は半球形で長さ約1cm、内面に縦15個、横
 2〜3個の隆起線があり、格子状。
 萼裂片は卵状楕円形で長さ約8mm。雄しべは12個、花柱は6個。

   
                    【上の画像を拡大しました】        
 10.1.10 撮影

私がミヤコアオイを初めて見たのは2002年、この湿地でした。
あの時は花がたくさんついた株が10株以上ありましたが、年ごとに株数も花も減って、
今日見たところでは数株しかなく、花がついているのはこの個体だけです。
しかも、昨年夏の大雨の影響か、根はむき出しで岩場にぶら下がっています。

  
* * * * * * 同じ個体の過去の画像です * * * * * *

 
昨年 − 根元の土が大分けずられています  
09.2.14 撮影

3年前 − 根はふっくらした腐葉土に包まれていました】
07.3.14 撮影


※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。