タブノキ Machilus thunbergii〈椨の木/別名イヌグス〉
(クスノキ科 タブノキ属) 花期は4〜5月。
暖地の沿岸地に多く、大木は高さ30mになる。常緑高木。
樹皮は暗褐色。
葉は枝先に集まってつき、長さ8-15cmの倒卵状長楕円形で全縁、
先端は少し突き出る。
厚い革質で表面は光沢がある。
5〜6月、枝先の円錐花序に淡黄緑色の小さな花を多数つける。
果実は直径約1cmの球形で花被が残り、7〜8月に黒紫色に熟す。
用途:公園樹、建築・家具・彫刻材、パルプ
分布:本、四、九、沖、朝鮮南部、中国、台湾、フィリピン
− 山渓カラー名鑑「日本の樹木」 −
4〜5月、枝先から新葉と一緒にのびた円錐花序に黄緑色の小さな花をつける。
花被は深く6裂する。
花被片は長さ5-7mmの長楕円形で、内側の3個がやや大きく、内面に細毛が生える。
花被片は花のあとも残る。
雄しべ9個と仮雄しべ3個があり、
最も内側の雄しべの基部の両側には柄のある黄色の腺体がある。
葯は長楕円形で4室。
雌しべは1個。花柱は細く、柱頭は肥大する。
− 山渓ハンディ図鑑3「樹に咲く花 」 −
【A 4〜5月、枝先から新葉と一緒にのびた円錐花序に黄緑色の小さな花をつける】
22.4. 13 撮影
【B花被は深く6裂する − まだ咲き始め。つぼみが多く見られます】
22.4.13 撮影
【Bを拡大しました − 雄しべ9個と仮雄しべ3個があり】
22.4. 13 撮影
「最も内側の雄しべの基部の両側には柄のある黄色の腺体がある」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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