4月27日 スズメノヤリ


【@スズメノヤリは風媒花】
   11.4.26 撮影
   
      スズメノヤリ〈雀の槍/別名スズメノヒエ〉(イグサ科 スズメノヤリ属) 花期は3〜5月。
    多数の花が集まった頭花の形が、大名行列の毛槍に似ていることによる。
    海岸から山地まで、草地にごく普通に生える多年草。茎は高さ10〜30cmになる。
    根生葉は長さ7〜15cmの線形〜広線形で、ふちに白い長い毛がある。
    茎の先に赤褐色の花が多数集まった卵球形の頭花を普通1個、まれに2〜3個つける。
    花被片は長さ2.5〜3mm。雌しべは花柱の先が3裂して柱頭となる。
    雄しべは6個あり、花被片より短い。花糸はごく短く、葯が目立つ。

          【A風媒花には雌しべ先熟のものが多く、スズメノヤリも雌しべ先熟】
                         11.4.26 撮影
                      【Bつぼみがほころびると】
                          11.3.26 撮影
                 
 「先ず雌しべの白い柱頭が伸び出してくる」

     【Aを拡大しました − 雌性期の花
(この時自花の雄しべはまだ若くて花粉を出さない)
                        11.4.26 撮影
        「だから、花粉は風に送られてくるよその花のものを受けなければならない」

                   【Aを拡大しました − 雄性期の花】
                         11.4.26 撮影
            
「黄色い葯が発育して花粉を出すころには、
             自花の柱頭はしなびて褐色となり、役に立たなくなっている」

     先ず雌性期、次に雄性期と花が性転換。こうして、自花受粉を避けているのですね。


※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。