7月28日 スズメノコビエ 


【@10年以上放置されていた薮を今春短く刈った草地で、見つけました】
   09.7.28 撮影
高さ40cm足らずの1株だけですが、大きな株です。
   
  スズメノコビエ〈雀の小稗〉(イネ科 スズメノヒエ属) 花期は8〜10月。
 暖地の日当たりのよい草原に多い多年草。
 基部で多く分枝して束生、高さ30〜90cm、ときどき非常に大きな株になる。
 葉は長さ15〜25cmの線形で鞘とともに無毛、鞘口にだけ長い毛がある。
 花序は長さ5〜15cmの中軸に2〜10個の枝を総状につけ、枝の長さは3〜10cm。
 小穂は広楕円形で長さ2〜2.5mm、先は円くほとんど無毛、成熟すれば銹褐色を帯びる。 

                                         
【A全体の感じはスズメノヒエに似ていますが】
 09.7.28 撮影

  
【B葉は無毛です  
09.7.28 撮影
(スズメノヒエの葉は毛が密生する)

【Bを拡大しました】
09.7.28 撮影
鞘とともに無毛、鞘口にだけ長い毛がある


【Bを拡大しました】
09.7.28 撮影
「小穂は広楕円形で長さ2〜2.5mm、先は円くほとんど無毛」

成熟すれば銹褐色を帯びる
09.7.28 撮影

「小穂はスズメノヒエではややまばらについているが」
スズメノコビエはそれより密についている

09.7.28 撮影

スズメノヒエの小穂は平らな面を外に、ふくらんだ面を内側に向けている

* * * * * * * おまけの花 * * * * * * *

【ムカゴソウをほかの場所で2株見つけました 】
09.7.28 撮影
2005年から見てきた場所とはカルストロードを隔てた、標高は同程度の草原です。

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 梅雨が長引き湿度が高い日が続いているせいか、疲れ気味です。
 三脚を重く感じて「きょうは、いいや」と、持たずに歩いたところスズメノコビエを見つけました。
 手ぶれしないように腋を締めて一生懸命撮ったものの、拡大してみるとぼんやりした画像ばかりでしたが、きょうはこれしかないので書くことにしました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。