ススキ Miscanthus sinensis 〈薄・芒/別名オバナ・カヤ〉 (イネ科 ススキ属) 花期は8〜10月。
山野の草原などにごくふつうに生える多年草。
太くて短い根茎があり、叢生して大株となる。高さ0.6-2mに。
葉は幅6-20mm、葉のふちは鋭い歯牙状でひどくざらつく。
花序は長さ20-30cm、
10〜25個ほどの総と呼ばれる花序枝が束生する。
総は長さ10-30cm、
長い柄をもった小穂と短い柄をもった小穂が対となってつき、
小穂は長さ5-7mmで、
基部に白色または淡紫褐色を帯びた長さ約1cmの長毛を密生する。
包頴は2個とも小穂と同じ長さ。
小花は2個あるが、第1小花は不稔性で膜質の外花頴があるだけで、
第2小花は両性で結実し、
外花穎の先から長さ1-1.5cmのくの字形に曲がった芒をつきだす。
花期:8〜10月 分布:日本全土
− 増補改訂新版「山に咲く花」 −
【A葉は幅6-20mm、葉のふちは鋭い歯牙状でひどくざらつく】
22.8 11 撮影
【B花序は長さ20-30cm、10〜25個ほどの総と呼ばれる花序枝が束生する】
22.8 14 撮影
【Bを拡大しました −10〜25個ほどの総と呼ばれる花序枝が束生する】
22.8. 14 撮影
「総は長さ10-30cm」
* * * * * * * 古い日記から* * * * * * *
【C長い柄をもった小穂と短い柄をもった小穂が対となってつき、小穂は長さ5-7mm】
18.10.4 撮影
【Cを拡大しました − 小穂の基部に白色または淡紫褐色を帯びた長さ約1cmの長毛を密生する】
18.10.4 撮影
* * * * * * * おまけ* * * * * * *
【D今日歩いた地獄台で】
22.8. 14 撮影
歩いている時は暑さが余り気にならないのに、帰宅してから、
「あー暑かった!疲れた!」。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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