スモモ Prunus salicina 〈酸桃〉(バラ科 スモモ属) 花期は3〜4月。
栽培される落葉小高木で、幹は高さ3-8mになる。
若い枝は光沢のある暗紫紅色で、無毛。
葉身は倒卵状披針形または倒披針形、先は短い鋭尖形、
基部はくさび形〜円形で1または2対の腺を有し、
先が鈍形の細かい2重鋸歯があり、長さ5-10cm、
両面とも中脈と側脈のわきに毛があるほかは無毛で、裏面は淡緑色となる。
花期は3〜4月。
花は前年の枝の葉腋に1〜3個つき、長さ1.5cm位の柄があり、
径1.5-2cm、葉よりいくぶん早く咲く。
河床筒は広い鐘形。
萼片は楕円形、先は鈍形、縁に不ぞろいの鋸歯があり、 花時に平開し反り返らない。
花弁は広倒卵形で、先は円形、基部はくさび形、
縁は全縁または鈍い歯牙状の鋸歯があり、
紅色または白色で、花時には斜開する。
雄蕊は多数で、ほぼ直立し、花弁や花柱より短い。
子房は狭卵形、無毛、花柱は無毛で、子房より長い。
果実は球形または卵球形で、径4-5cmになり、
6〜7月に熟して紫赤色または黄色となり、表面は無毛。
中国中部原産で、日本では果樹として古くから栽培され、
各地でときに野生化している。
− 改訂新版「日本の野生植物3」 −
【@を拡大しました − 枝は次第に枯れて、残り少なくなりました】
19.3.29 撮影
【A花は前年の枝の葉腋に1〜3個つき、長さ1.5cm位の柄があり、径1.5-2cm、葉よりいくぶん早く咲く】
19.3.29 撮影
【Aを拡大しました − 萼片は楕円形、先は鈍形、縁に不揃いの鋸歯があり、花時に平開し反り返らない】
19.3.29 撮影
【B花弁は広倒卵形で、先は円形、基部はくさび形、縁は全縁または鈍い歯牙状の鋸歯があり】
19.3.29 撮影
「紅色または白色で、花時には斜開する」
ずっと開花確認してきた株ですが、近年は、残り少なくなった枝に花数が随分減ってきていたのに
今年は賑やかに咲きました。
子孫を残そうと頑張っているのではないかと・・・。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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