2019年 3月31日  ノハラスズメノテッポウ



【@道ばたの草地で見つけたのは3月18日のことです】
19.3.18 撮影

         ノハラスズメノテッポウ Alopecurus sequalis var.aequalis
                           (イネ科 スズメノテッポウ属) 花期は 3月〜
        やわらかくて無毛の一年草または越年草で、高さ20-40cm。
        和名の〈雀の鉄砲〉は、その細い花穂を鉄砲に見立てたもの。
        畑地に生えて小穂が少し小型のものをノハラスズメノテッポウといい、
        水田になどの湿地に生えて生えて日本に多く、また中国にも分布するものを
        スズメノテッポウ Alopecurus sequalis var.amurensisという。
         − 改訂新版「日本の野生植物2」 −
        
        小穂は長さ2-2.5mm、芒は小穂外にかろうじてつき出し、目立たない。
        畑地の生活に適応した型といわれ、やや乾地に生える。
        こちらのタイプ産地はロシア〜ヨーロッパで、北半球全域に分布するという。
         − 「日本イネ科植物図譜」 −

【Aオランダミミナグサやオオイヌノフグリが生える一画に】
19.3.22 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 全体が細く、痩せたスズメノテッポウに見えました】
19.3.22 撮影

【B畑地の生活に適応した型といわれ、やや乾地に生える
19.3.26 撮影

【Bを拡大しました】
19.3.29 撮影

【C小穂は長さ2-2.5mm、芒は小穂外にかろうじてつき出し、目立たない
19.3.29 撮影

【D】
19.3.22 撮影

【Dを拡大しました − 小穂は長さ2-2.5mm、芒は小穂外にかろうじてつき出し、目立たない
19.3.22 撮影


* * * * * スズメノテッポウ −休耕田で * * * * *

【D これまで日本でスズメノテッポウとしてきたものに2型があり
19.3.30 撮影
「春耕前の水田に群生するのはまずこの型」

【Dを拡大しました − 小穂は長さ3-3.5mm、芒は小穂外に明らかにつき出す
19.3.30 撮影
「日本国内で生態的なすみ分けがみられるという」


 ノハラスズメノテッポウについた花番号は、『1544』。

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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