ナガバタチツボスミレ〈長葉立坪菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は2〜4月。
丘陵地、山地に生えるスミレ。地下茎は短く横たわり、やや木化する。
茎は叢生して分枝し、高さ20〜40cm。
根出葉は円心形、幅2〜3cm、基部は心形。
茎葉は長くなり、卵状狭三角形ないし披針形で次第にとがり、
托葉は狭披針形で、やや粗く羽裂する。
花柄は根生ならびに茎上に腋生し、花は淡紫色。
【コスミレ】
12.1.3 撮影
コスミレ〈小菫〉 ヒゲコスミレ〈髭小菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は3〜4月。
日当たりのよい低地の人家周辺に多い高さ5〜10cmの多年草。
スミレと比べてあまり草丈が伸びないところから「小菫」だが、小型とは限らない。
葉はやや丸みのある長三角形〜長卵形で、長さは2〜6cm。
表面は粉をふいたように白く濁った緑色。
花は直径1.5〜2pで、淡紫色のものが多い。
葉の形や花の色に変化が多く、同定が難しいスミレの一つ。
側弁の基部に毛があるものとないものがあり、
有毛型をヒゲコスミレといい、西日本に多い。
【コタチツボスミレ】
12.1.4 撮影
コタチツボスミレ〈小立坪菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は3〜5月。
乾燥気味の林縁に多い高さ5〜10cmの多年草。タチツボスミレの変種。
タチツボスミレと区別する主な特徴は
@葉の基部が切形〜浅い心形で、深い心形にならない。
A匍匐性が強く、花のあと茎が地面をはう。
B葉の鋸歯が粗く、はっきりとがっていること。
葉は三角形で基部が切形になるのが基本だが、幅広の腎形になるもの、
基部が心形になるもの、やや細長くて先端がとがるものなど、変化がある。
葉の表面は起伏がなく、葉脈が目立たない。
花は直径約1.5cmとやや小型で淡紫色。花柄は無毛。距は紫色を帯びる。
花弁の幅が広く色むらがないためきれいな印象を受ける。
【ケタチツボスミレ】
12.1.4 撮影
ケタチツボスミレ〈毛立坪菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は2〜5月。
タチツボスミレのうち茎や葉に毛があるもの。
特に花柄の毛は目立つので、ニオイタチツボスミレと間違えやすい。
タチツボスミレ〈立坪菫〉
茎は数本叢生して分枝し、果期には高さ30cmになる。
葉は心形ないし扁心形、長さ1.5〜2.5cm、低い鋸歯があり、基部は心形、
先は下方の葉では鈍く、上方の葉では急にとがる。茎葉は花後に少し細長くなる。
托葉は櫛の歯状に切れ込む。花柄は長さ6〜10cm、根生並びに茎上に出る。
花は淡紫色で、距はやや細長く、紫色を帯びる。
* * * * * こんな日が待ち遠しい* * * * *
(コスミレ) 11.3.22 撮影
今日の秋吉台は風が強く、外気温は0℃。
大きな雪が横に降っていましたが、積もることなく消えていました。
寒いのが嫌いな私ですが、もうすっかり低温に適合し、元気にシダの確認をして回りました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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