スギ〈杉〉(スギ科 スギ属) 花期は2~4月。
日本特産で各地に広く自生し、また有用樹種として最も多く植林されている。
大きいものは高さ50mにもなる常緑高木。雌雄同株。
葉は長さ約1cmの鎌状針形。
雄花は前年枝の先に多数つき、淡黄色で長さ5~8mmの楕円形。
雌花は前年枝の先に1個つき、緑色で球状。
球果は長さ2~3cmの卵状球形で10月ごろ成熟する。
【今年はスギの雄花が非常に多く目につきます】
09.2.15 撮影
【上の画像を拡大しました】
09.2.15 撮影
「雄花は前年枝の先に多数つき、淡黄色で長さ5~8mmの楕円形」
【花粉が多く出ていた雄花の一つを“ファーブルフォト”で撮ってみました】
09.2.17 撮影
「花粉は風媒花の中でも特に小さくて軽く、風に乗って遠くまで運ばれる」
「茶色に黄色い縁取り」は、割れ目で、中にびっしり黄色い花粉が見えましたが、
割れ目の奥にピントを合わせにくくて、分かりにくい画像になってしまいました。
【雄花が花盛りの今、雌花は】
09.2.17 撮影
「雌花は前年枝の先に1個つき、緑色で球状」
【雌花を正面から】
09.2.1 7撮影
この段階の全体の直径は5mmほどです。
【上の画像を拡大しました】
09.2.15 撮影
上の、雌花を横から撮った状態と同様の画像を図鑑では「開花直前」とありますから、
これは「開花直前の雌花」でしょうか。
きょうは昼前に秋吉台に向かいましたが、途中から雨に。
カメラは車の中に置いたまま、ゆっくりと林道を往復、木や草、シダを見て歩きました。
実はこの私、「スギ花粉症」と名前が知られる前の、今から35年前からの「元祖」で、春先に毎年、熱がでない鼻風邪状態がひどくて、医者に行って薬をもらっても飲むのをやめるとひどい症状がでて、薬を長い間飲み続けながら、医者が首を傾げてレントゲンを撮ったり・・・。
結局、分からないまま、季節が来ると同じことを繰り返していました。
花粉が原因とは知らないものだから、晴天の日には「ばい菌を殺せ!」と、お布団を干して、わざわざ花粉まみれで寝てたものだから、ティッシュを一晩中使い、両鼻がつまって息を口でするため、食べ物が飲み込めないので、げっそりとやつれていました。
発症して5年後くらい(今から30年くらい前)に「スギ花粉症」と知られるようになり、抗ヒスタミン剤での対症療法でしのいで、ここ10年ほどは、花粉が飛び始める前に2週間以上服用していると効果があるという「抗アレルギー剤」を、1月半ばから飲んでいます。
抗ヒスタミン剤は全く飲まず、目薬だけでしのげるようになりました。
秋吉台を歩き始めた頃は、スギの雄花を指ではじいて、クシャン!と言ったら「スギが開花」でしたが、現在ではその手は使えなくて、花粉を「目視」して、開花としています。
時の流れを感じますね。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

 |