ソヨゴ〈冬青/別名フクラシバ〉(モチノキ科 モチノキ属) 花期は6〜7月。
かたい葉が風に吹かれてさやさやと音を立てるので「戦(そよ)ぐ」から名前がついた。山地に生える高さ3〜7mになる常緑小高木。雌雄別株。葉は互生。長さ4〜8cmの卵状楕円形で、先はとがり、基部は円形、ふちは全縁で波打つ。本年枝の葉腋から長い柄を出し、白色の小さな花をつける。果実は核果。直径約8oの球形で10〜11月に赤色に熟す。
曇りから晴れたと思ったら、また急に突風と共に激しいあられ混じりの雨、そして晴れ・・・。
「こんな日は林に限る」と、常緑樹の葉を順に見て歩いたら、まだ赤い実がついたソヨゴが目に入りました。
【上の画像を拡大しました】
06.2.7 撮影
【こんな時もありました―雄花】
05.6.3 撮影
「雄花序の柄は長さ1〜2cmで、3〜8個の花を散形状につける」
【こんな時も―雌花】
04.6.6 撮影
「雌花は長さ3〜4cmの柄の先にふつう1個、ときに2〜3個つく。
花は直径約4mm。花弁は4〜5個」
【リンボク】
06.2.7 撮影
リンボク〈別名ヒイラギカシ・カタザクラ〉(バラ科 サクラ属) 花期は9〜10月。
暖地の山に生える高さ5〜10mになる常緑高木または小高木。日本の固有種で湿り気の多い所を好む。葉は互生。長さ5〜8cmの狭長楕円形または狭倒卵形。新枝の葉腋から長さ5〜8cmの総状花序を出し、白い小さな花を多数つける。
探していたリンボク、若木ですが見つけました。
これまで「○○だろう」と思っていた木に、1本1本近づいては葉を確かめていたところ、ハイノキと思っていた木の葉は鋸歯が針状で、リンボクの若木だったのです。
【葉と樹皮を】
06.2.7 撮影
「先端は尾状にとがり、基部は広いくさび形。ふちは波打つ。
若い木では針状の鋭い鋸歯があるが、老木では全縁」
「樹皮は紫色を帯びた黒褐色。横に長い皮目がある」
【葉裏を】
06.2.7 撮影
「無毛で、上面だけでなく下面にも光沢がある」
とにかく見つけることができました。
この姿を手がかりに、今度は花がつきそうな成木を探します。
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