2019年 3月27日  ショカツサイ



【@あちこちで、派手な姿で群生が見られます − 人家近くの林縁で】
19.3.27 撮影

         ショカツサイ Orychophragmus violaceus
               〈諸葛菜/別名オオアラセイトウ・ハナダイコン・ムラサキハナナ〉
                        (アブラナ科 ショカツサイ属) 花期は 3〜5月。
        中国北部原産。
        鑑賞用に栽培され、人家周辺の半陰地にしばしば野生化する。
        1〜越年草で茎は直立し、上部は枝を分け、葉とともに無毛、
        高さは10-60cm。
        根生葉や下部の葉は有柄で、羽状に分裂するが、
        上部の葉は無柄で、粗い不規則な鋸歯縁となり、
        基部は深い心形で茎を抱く。
        花期は3〜6月。
        総状花序は頂生し、径2-3cmの大きな花をつける。
        萼片は互いに密着して筒状となり、外面に毛があり、紫色である。
        花弁は広倒卵形で、紅紫色、平開し、細長い爪部がある。
        葯は細長く、先端は尾状に細まる。
        長角果は線形で、太い4稜角があり、平滑で、長さ7-10cm。
        
種子は黒褐色で長さ1.5-2mm。
         − 改訂新版「日本の野生植物4」 −

【A上部の葉は無柄で、粗い不規則な鋸歯縁となり、基部は深い心形で茎を抱く
19.3.27 撮影
                                 
【B総状花序は頂生し、径2-3cmの大きな花をつける
19.3.27 撮影

「花弁は広倒卵形で、紅紫色、平開し、細長い爪部がある」

【Bを拡大しました −葯は細長く、先端は尾状に細まる
19.3.27 撮影

 学名「Orychophragmus violaceus」の和名は、
 「改訂新版 日本の野生植物4」 では 「ショカツサイ属」ですが、
 「増補改訂新版 野に咲く花」では「オオアラセイトウ属」となっています。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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