ショカツサイ Orychophragmus violaceus
〈諸葛菜/別名オオアラセイトウ・ハナダイコン・ムラサキハナナ〉
(アブラナ科 ショカツサイ属) 花期は 3〜5月。
中国北部原産。
鑑賞用に栽培され、人家周辺の半陰地にしばしば野生化する。
1〜越年草で茎は直立し、上部は枝を分け、葉とともに無毛、
高さは10-60cm。
根生葉や下部の葉は有柄で、羽状に分裂するが、
上部の葉は無柄で、粗い不規則な鋸歯縁となり、
基部は深い心形で茎を抱く。
花期は3〜6月。
総状花序は頂生し、径2-3cmの大きな花をつける。
萼片は互いに密着して筒状となり、外面に毛があり、紫色である。
花弁は広倒卵形で、紅紫色、平開し、細長い爪部がある。
葯は細長く、先端は尾状に細まる。
長角果は線形で、太い4稜角があり、平滑で、長さ7-10cm。
種子は黒褐色で長さ1.5-2mm。
− 改訂新版「日本の野生植物4」 −
【A上部の葉は無柄で、粗い不規則な鋸歯縁となり、基部は深い心形で茎を抱く】
19.3.27 撮影
【B総状花序は頂生し、径2-3cmの大きな花をつける】
19.3.27 撮影
「花弁は広倒卵形で、紅紫色、平開し、細長い爪部がある」
【Bを拡大しました −葯は細長く、先端は尾状に細まる 】
19.3.27 撮影
学名「Orychophragmus violaceus」の和名は、
「改訂新版 日本の野生植物4」 では 「ショカツサイ属」ですが、
「増補改訂新版 野に咲く花」では「オオアラセイトウ属」となっています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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