シソクサ Limnophila aromatica〈紫蘇草/別名〉(オオバコ科 シソクサ属)
花期は 9〜11月。
湿地に生える1年草。
茎は直立してあまり分枝せず、高さ10-30cm。
葉は対生し、柄がなく、長楕円形で、長さ10-25mm、幅3-10mm、
少数のとがった鋸歯がある。
葉肉内に油点が散在し、葉をすかして見ると、
多くの小さな透明な油点が見える。
これがシソの香りを出す。
上部の葉腋から長さ7-15mmの細い花柄を伸ばし1花をつける。
萼は鐘形で深く5裂し、基部に2枚の小さな小苞がある。
花冠は白色筒形で長さ8-11mm、先は唇形となり、
上唇は大きくて裂けず、下唇は3裂する。
刮ハは卵円形で、ほぼ同長の萼に包まれ、長さ4-5mm。
【@を拡大しました − 葉は対生し、柄がなく、長楕円形で、少数のとがった鋸歯がある】
16.10.14 撮影
浅香さんの画像は花が開いていましたが、1日後の今日は閉じていました。
【A辺りを探したら、別に5株を確認できました】
16.10.14 撮影
【Aを拡大しました − 上部の葉腋から長さ7-15mmの細い花柄を伸ばし1花をつける】
16.10.14 撮影
【Aを拡大しました − 萼の基部に2枚の小さな小苞がある】
16.10.14 撮影
【B花が開いた小さな個体が − 萼は鐘形で深く5裂し】
16.10.14 撮影
【Bを拡大しました − 萼は鐘形で深く5裂し、基部に2枚の小さな小苞がある】
16.10.14 撮影
【C − Bとは別の個体】
16.10.14 撮影
【Cを拡大しました − 花冠は白色筒形で先は唇形となり、上唇は大きくて裂けず、下唇は3裂する】
16.10.14 撮影
全体や葉の感じからアゼナ属と思い込み、同定に随分時間がかかりましたが、シソクサ属。
同じ属のキクモの花を白くするとそっくりです。
シソクサは、「山口県産高等植物目録」には『稀』です。
この田んぼには探すともっとありそうですが、
すぐ隣のサワトウガラシを探し回っている田には、全く見当たりません。
シソクサの花番号は『1471』。今年新しく見つけた花の50番目です。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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