3月27日 シロバナツクシコスミレ 


【@今年も無事に咲きました】
   10.3.27 撮影
秋吉台では限られた場所でしか見ることができません。
   
 シロバナツクシコスミレ〈白花筑紫小菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は3〜4月。
コスミレの白花品。
九州北部で見つかったものにつけられた名だが、それ以外の地域でも見られる。
   
                     【@を拡大しました】        
 10.3.27 撮影

  
A − @と同一個体です  
10.3.27 撮影
Aを拡大しました
10.3.27 撮影

【B葉を】        
 10.3.27 撮影
 
 歩き始めのシロバナツクシコスミレの名を知らなかった10年ほど前、「白い花のコスミレ」がたくさん咲いていた場所では、その後色付きのコスミレがとって替わりましたが、今年またポツポツと白に近い淡色のコスミレが咲いています。
 年ごとに状況が変化する中で、今年も同じ場所で見ることができるとホッとします。

シロバナツクシコスミレに限らずスミレの仲間、いえいえ草花全体に言えると思うのですが、毎年同じ場所で花が見られるということはありません。

 10年ほど前に林が切り開かれた斜面で、春にはニオイタチツボスミレが、夏にはヒヨドリジョウゴが咲き乱れ、「毎年ここに来ればバッチリ!」と思ったものですが、植栽されたヒノキが茂った現在は両者とも全く見られなくなりました。
 繁殖力が強いと思われがちな帰化植物のセイヨウタンポポも同じで、歩き始めたころには濃い黄色の花がいやというほど見られた場所で今、ほとんど見られなくなっています。
 長年同じ場所に生き続けない要因に、環境の変化もありますが、嫌地現象が起きることも考えられると思います。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。