3月13日 シロバナタンポポ 


【@秋芳町曽和のシロバナタンポポ】
   (キャノン20Dで) 08.3.10 撮影
人家近くでは群生していることが多く、秋吉台上の道ばたでもあちこちで見られます。
   
    シロバナタンポポ〈白花蒲公英〉(キク科 タンポポ属) 花期は11月〜5月。
   西日本の人家近くに生える多年草。タンポポ属で花が白いのはこの種だけ。
   葉は淡緑色で、倒披針状線形、長さ15〜20cm、羽状に中〜深裂し、脈は白い。
   花茎は開花時に葉と同長かそれより長い。先端に白色の頭花を1個つける。
   頭花は直径約4cm。
   総苞は淡緑色、外片は内片の半長かそれよりも長く、上部は開出するか直立する。
   花冠は白く、縁の小花は長さ24〜25mm、裏面は灰色の広い帯がある。

                                         
【@の頭花】
 (キャノン20Dで) 08.3.10 撮影

先月キビシロタンポポというのがあるのを知ってから、探し始めました。

シロバナタンポポも中心部が黄色味を帯びるが、キビシロタンポポはより黄色が濃い。葉は地面に広がってあまり立たず、花茎は短くて10〜20cm。シロバナタンポポが葉が地面から立ち上がる傾向があり、花茎が30cm以上に伸びる傾向がある点とは異なっている。タンポポの仲間は総苞の外片が反り返るかどうかが同定のポイントの1つになるが、キビシロタンポポでは反り返らず、シロバナタンポポではやや反り返る点でも異なっている。種子の色はキビシロタンポポの方が色濃く、黒褐色である」 
【 岡山理科大学総合情報学部 (波田研)のホームページから】  

  
【A美東町長登のシロバナタンポポ】  
(以下はキャノン5Dで) 09.3.11 撮影

【Aの頭花】
09.3.11 撮影
ここのは全て@より黄色が濃いのです。

【Aの総苞】
09.3.11 撮影
「総苞外片の上部には大きな角状凸起があり、初めからやや外に反り返る」


【Aの葉】
09.3.11 撮影

【B総苞外片が反り返らない頭花を探しました ― Aと同じ場所です】
09.3.11 撮影

【Bの頭花】
09.3.11 撮影
「キビシロタンポポは、より黄色が濃い」


【Bの総苞】
09.3.11 撮影
「キビシロタンポポでは反り返らず、シロバナタンポポではやや反り返る」


昨日、「これ、『キビシロタンポポ』と言えないかしら?」と、友人に見てもらったら、
「ここのは皆同じに見えるね」と、冷たい一言が返ってきました。そう言われれば・・・。


* * * * * * * おまけ * * * * * * *

【 キビシロタンポポの総苞 ― 波田研のホームページから 】


 キビシロタンポポ、頑張ります。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。