シラスゲ Carex alopecuroides var.chlorostachya〈白菅/別名ムシャナルコスゲ〉
(カヤツリグサ科 スゲ属) 花期は4〜6月。
和名は葉の裏が白いため。
平地から浅い山地の水湿地や林内の湿地に生える高さ50-70cmの多年草。
地下匐枝を伸ばして増える。
茎は鋭い3稜形で、上部はざらつく。
葉は緑白色でやわらかく、幅0.5-1cmの線形。裏面は粉白を帯びる。
茎の上部に小穂が4〜6個つく。
頂小穂は雄性で長さ3-6cmの線形。
側小穂は雌性で長さ3-6cm、幅約5mmの細い円柱形。
しばしば先端に雄花が少数つく。
果胞は鱗片より長く、長さ約3mmの狭卵形で、上部は長いくちばし状になる。
【A 茎の上部に小穂が4〜6個つく】
17.4.28 撮影
【Aを拡大しました − 頂小穂は雄性で、線形。側小穂は雌性で、細い円柱形】
17.4.28 撮影
【B − Aとは別の個体】
17.4.28 撮影
【Bを拡大しました − 高いのが雄小穂】
17.6.13 撮影
【C至る所で見られるスゲ − 現在は − 日当たりの良い林縁の草地で】
17.6.13 撮影
【Cを拡大しました】
17.6.13 撮影
【D】
17.6.13 撮影
【Dを拡大しました − 果胞は鱗片より長く、狭卵形で、上部は長いくちばし状になる】
17.6.13 撮影
【E木陰の個体を】
17.6.13 撮影
【Eを拡大しました − 果胞は鱗片より長く、狭卵形で、上部は長いくちばし状になる】
17.6.13 撮影
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※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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