2016年 7月8日  シンジュガヤ



【@注意して歩けば、草原のあちこちで小さな群落を作っているのに出くわします − 展望台下で】
16.7.2 撮影

        シンジュガヤ Scleria levis retz.〈真珠茅〉
                   (カヤツリグサ科 シンジュガヤ属) 花期は7〜8月。
      丘陵上の日当たりのよい湿った草地に生える多年草で、全体にややかたい。
      茎は直立し、長さ30-120cm、鋭3稜形で下向きにざらつく。
      葉は互生し、長さ20-40cm、幅5-15mm、葉鞘には幅広い3翼がありざらつく。
      花序は円錐形で長さ5-15cm、分花序は1〜3個つき、
      総苞片は葉状で花序より長い。
      小穂は単性、雌小穂は倒卵形で長さ4-6mm、無柄。
      雄小穂は被針形で長さ3-4mm、有柄。
      小穂には2列に並んだ数個の鱗片があって、暗赤色を帯びた部分がある。
      雄しべは3個。
      果実は白色、光沢があり、直径1.7-3mm、7〜10月に熟す。


【A】
16.7.2 撮影

【B葉鞘には幅広い3翼がありざらつく
16.7.9 撮影
【Bを拡大しました − 葉鞘には幅広い3翼がありざらつく
16.7.9 撮影

【C花序は円錐形で長さ5-15cm
16.7.6 撮影

【Cを拡大しました − 分花序は1〜3個つき
16.7.6 撮影

【Cを拡大しました − 雌小穂は倒卵形で無柄、雄小穂は被針形で有柄
16.7.6 撮影
「小穂には2列に並んだ数個の鱗片があって、暗赤色を帯びた部分がある」

     今回は咲き始めの花序を撮ることができましたが、すぐに「真珠」になってしまいます。

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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