【A塩見先生の標本2 − 葉が大きい個体】
【@を拡大しました】
【Aを拡大しました】
標本画像は山口県立山口博物館所蔵のものを撮影したものです。
はっきり見えるようにコントラストを強め、
[山口県カテゴリー:絶滅危惧TA類]なので、念のため生産地は消しておきました。
* * * * * 今朝、全く別の水田で撮影したシマミソハギ * * * * *
【B一見ヒメミソハギと思ったほど小さな株】
13.8.29 撮影
【C葉の基部は細まり無柄】
13.8.29 撮影
【D葉の基部は細まり無柄】
13.8.29 撮影
シマミソハギ〈島禊萩/別名ナガトミソハギ〉(ミソハギ科 ヒメミソハギ属)
花期は8月〜。
水田や湿地に生える高さ10-50cmの1年草。
茎は直立、分枝があり、四角形で無毛。
葉は対生。倒被針形または線形で長さ1-5cm、
先がとがり、全縁、基部は細まり無柄。
花は葉腋に数個が束生し、柄は0.2-1.5mm。
萼は4裂、花弁はない。
※原色日本植物図鑑
シマミソハギ − 花弁はなく、萼は蕾の時基部に付属体がある。
ヒメミソハギ − 小さい花弁があり、萼に付属対体はない。
500株の群落は、塩見先生標本の産地から数十メートル離れた所ですが、
調査してみたら、あちこちの水田にポツポツと、群生はしていませんが、
たくさん生えていることが分かりました。
少し気にかければ、広い範囲でたくさん見られるシマミソハギなのに、このたび気がつくまで「23年前に見たきりの『ごく稀』の植物」だったということは、現在、秋吉台国定公園の植物を本気で見ている人がいないということなのですね。
私だって、よく歩いているつもりだったのに、一体何を見ていたのだろう。
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