| シイモチ Ilexbuergeri〈椎黐/別名ヒゼンモチ〉(モチノキ科 モチノキ属) 花期は 4〜5月。
 暖帯の照葉樹林に生える、高さ6-8mになる常緑小高木。雌雄異株。
 樹皮は灰褐色でなめらか。
 若枝は細く、稜があり、葉柄とともに微毛がある。皮目は目立たない。
 葉柄は0.4-0.8cm。
 葉は互生し、長さ4-8cm、幅1.5-3cmの卵状長楕円形でやや薄い革質。
 シイの葉に似るが、下面は淡緑色。
 先はしっぽ状に伸び、ふちには浅くて鈍い鋸歯がある。
 中央脈は下面に盛り上がるが、側脈ははっきりしない。
 4〜5月、前年枝の葉腋のごく短い短枝に黄緑色の小さな花を開く。
 雄花は4〜10個、雌花は2〜4個ずつつく。
 果実は核果。直径5-6mmの球形で、赤色に熟す。
 分布:本州(中国地方西部)・四国(愛媛県)・九州。
 
 【A数株がまとまって生えています】
 15.12.14 撮影
 【B樹皮は灰褐色でなめらか】
 15.12.14 撮影
 
 【C日光を求めて、高く、10m近く伸びています】
 15.12.14 撮影
 
 【D二人がそれぞれ、以前観察会でもらっていた葉の標本と比べました】
 15.12.14 撮影
 
 【Dを拡大しました − これは実? なら嬉しいのですが、ピントが合ってなくて】
 15.12.14 撮影
 
 【E葉は互生し、長さ4-8cm、幅1.5-3cmの卵状長楕円形でやや薄い革質】
 15.12.14 撮影
 
 【Eを拡大しました −先はしっぽ状に伸び、ふちには浅くて鈍い鋸歯がある 】
 15.12.14 撮影
 
 【F若枝は葉柄とともに微毛がある。葉柄は0.4-0.8cm。】
 15.12.14 撮影
 
 【Gシイの葉に似るが、下面は淡緑色】
 15.12.14 撮影
 
      
        | 【Gを拡大しました − 中央脈は下面に盛り上がるが、側脈ははっきりしない】
 15.12.14 撮影
 
 
 |  一人なら、迷って帰れないかもしれないし、熊がいるかもと、怖くて行けなかったと思います。
 帰路は、引き返さず山の反対側に下りることにし、湿地を迂回して進むとイノシシの罠の注意が下がり、
 人家が近いと判断して前進していると、見慣れた建物の裏側に出ました。
 「今度は、こっちから上がろうね」と。
 
 シイモチが、秋吉台で、やっと見つかりました。
 モチノキが開花する4月に一緒に花を見に来ることになりました。
 
 徳光さん、ありがとうございました。
 
 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
 
 
  
 
  
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