「山口県希少野生動植物種保護支援員」第1期研修会に参加しました。
支援員制度は、「山口県希少野生動植物種保護条例」の基本方針に基づいて導入された、全国初の制度です。
今回応募、登録されたのは88名で、目標は10年間募集して、1000人の登録とのこと。
支援員の活動は、
1.地域での野生動植物の保護活動
2.普及啓発活動
3.地域の自然を保全する活動
4.自然との触れ合い活動
活動を記録→まとめ→報告する。
行政だけでは到底無理な自然保護に小さな力を結集して取り組み、豊かな自然を次世代に引き継ぐことが支援員制度の目的。
さしあたって、私は、頂いた大きなワッペンを帽子につけて、明日から秋吉台を歩きましょう。
【こんな時もありました―イヌセンブリの花】
05.10.9 撮影
午後の野外活動体験は「火道切り」で、私は何年もやっているので、その時間を、イヌセンブリの場所の草刈りに当てました。
草刈り作業が困難になった農家の方が、イヌセンブリが咲く湿地を含め一帯に除草剤を撒かれるようになり、「私が必ず刈るから薬をまかないでください」とお願いして、湿地だけは残してもらっているのです。
研修会で隣席になった方と二人で、高く伸びて枯れた草を刈って、1時間余りで、枯れ草が目に余って除草剤散布ということはない湿地にしました。
10数株のイヌセンブリには、よくふくらんだ果実がたくさんついています。
来年も、きっとたくさん咲いてくれることでしょう。
研修会には約半数の40数名が参加していましたが、女性は9名。
野山を歩いている中高年の女性はあんなに多いのに、自然保護に取り組もうと思う人は少ないのでしょうか。
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