11月21日  ゴンズイ(ミツバウツギ科)

   05.11.21 撮影
   
 ゴンズイ〈権萃/別名ゴゼノキ〉(ミツバウツギ科) 花期は5〜6月。
 日当たりのよい林縁に生える高さ3〜5mになる落葉小高木。枝がまばらに出るのでまとまりのない樹形になる。葉は対生。奇数羽状複葉で、小葉は2〜5対あり、狭卵形。本年枝の先に円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける。花は直径3〜4o。果実は袋果。長さ1pほどの半月形で、果皮は肉質で厚く、9〜11月に赤く熟す。熟すと裂開し、黒い光沢のある種子が1〜2個顔を出す。

 果実が赤く色づいてから割れて黒い種が見える夏から秋は、何度でもカメラを向けたくなる木の一つですが、裂開前の画像を探してもありません。
 そのころは、毎日開花確認に追われていたこともありますが、反省しています。

                       【近づいて撮りました】                    
                         05.11.21 撮影
                                 
                   【こんな時もありました】                  
  05.6.6 撮影

   果実になりかけている時。

【こんな時もありました―開花確認した日】
05.5.22 撮影

「花弁も萼片も黄緑色で、各5個、ほぼ同形で、ともに平開しない。
雄しべは5個、雌しべは1個、雄しべと雌しべはほぼ同長」
                 
 春先に、ゴンズイの枝を切ると樹液があふれ出ることから、四国や九州ではショウベンノキと呼ぶ地方もあるとのこと。