シャガ〈射干〉(アヤメ科) 花期は4〜5月。
射干は本来はヒオウギの漢名。林内に群生することが多い高さ30〜70pの常緑の多年草。古い時代に中国から渡来したともいわれる。葉は長さ30〜60p、幅2〜3.5pで光沢のある鮮緑色。花茎は上部で分枝して淡白紫色の花をつける。花は直径4〜5pで、朝開いて夕方しぼむ。果実はできず、根茎を伸ばして増える。
シャガはあちこちの林のふちで群生していて、4月9日に開花確認。
もうどんどん咲いています。
【上の画像を拡大しました】
「外花被片のふちは細かく切れ込み、中央部に橙黄色の斑点ととさか状の突起があり、
その周りには淡紫色の斑点がある。
内花被片はやや細く、先は浅く2裂する。
花柱の裂片の先は2裂し、さらに細かく裂け、花弁のように見える」
ムラサキケマン(ケシ科)
05.4.10 撮影
ムラサキケマン〈紫華鬘〉 花期は4〜6月。 華鬘は仏殿の欄間などに飾る仏具のこと。やや湿ったところに生える高さ20〜50pの2年草。葉は長い柄があり2〜3回羽状複葉。花は茎の上部にびっしりと総状につき、紅紫色で長さ1.2〜1.8p。まれに白色のものもある。
秋吉台では、林のふちのシャガが生えているような場所やドリーネ近くの遊歩道沿い、畑のそばなどでたくさん見られます。
【上の画像を拡大しました】
「花弁は4個で、外側の2個と内側の2個は形が異なる。
外側の花弁のうち上の花弁は後ろが袋状の距になって突き出る。
内側の花弁2個は先端が合着している」
紅紫色のが2個の外側の花弁で、間の白っぽいのが内側の花弁ですね。
4月11日(月) 曇り。
ちょうど歩き始めた午後3時から5時ごろまで、台風並みの強風が吹き、新しく見つけたイヌシデを撮ろうと、何度もシャッターを押してみましたが、全滅でした。
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