4月11日  シャガ・ムラサキケマン

      シャガ          05.4.11 撮影
   
 シャガ〈射干〉(アヤメ科) 花期は4〜5月。
 射干は本来はヒオウギの漢名。林内に群生することが多い高さ30〜70pの常緑の多年草。古い時代に中国から渡来したともいわれる。
葉は長さ30〜60p、幅2〜3.5pで光沢のある鮮緑色。花茎は上部で分枝して淡白紫色の花をつける。花は直径4〜5pで、朝開いて夕方しぼむ。果実はできず、根茎を伸ばして増える。

 シャガはあちこちの林のふちで群生していて、4月9日に開花確認。
 もうどんどん咲いています。 
                    【上の画像を拡大しました】                    
                        
  「外花被片のふちは細かく切れ込み、中央部に橙黄色の斑点ととさか状の突起があり、
  その周りには淡紫色の斑点がある。
  内花被片はやや細く、先は浅く2裂する。
  花柱の裂片の先は2裂し、さらに細かく裂け、花弁のように見える」

            
                     ムラサキケマン(ケシ科)                        
05.4.10 撮影
 
ムラサキケマン〈紫華鬘〉 花期は4〜6月。
 華鬘は仏殿の欄間などに飾る仏具のこと。やや湿ったところに生える高さ20〜50pの2年草。葉は長い柄があり2〜3回羽状複葉。花は茎の上部にびっしりと総状につき、紅紫色で長さ1.2〜1.8p。まれに白色のものもある。


 秋吉台では、林のふちのシャガが生えているような場所やドリーネ近くの遊歩道沿い、畑のそばなどでたくさん見られます。
                    
                    【上の画像を拡大しました】 

                 
         「花弁は4個で、外側の2個と内側の2個は形が異なる。
         外側の花弁のうち上の花弁は後ろが袋状の距になって突き出る。
         内側の花弁2個は先端が合着している」


       紅紫色のが2個の外側の花弁で、間の白っぽいのが内側の花弁ですね。
 
 4月11日(月) 曇り。
 ちょうど歩き始めた午後3時から5時ごろまで、台風並みの強風が吹き、新しく見つけたイヌシデを撮ろうと、何度もシャッターを押してみましたが、全滅でした。