2月26日  セリバオウレンと草山のアオモジを見に

   セリバオウレン   06.2.26 撮影
   
 セリバオウレン〈芹葉黄蓮〉(セリ科 オウレン属) 花期は3〜4月。 雄花と両性花がある。

 秋吉台を離れて、県南部のセリバオウレン群生地を3年ぶりに訪れました。
 3年前に友人に連れて来てもらったのは1月25日で、咲き始めでしたが、今回は満開。
 株数も増え、大きな株が群落を作り、その範囲もずいぶん広がっています。
 ここは、照葉樹が主体の林で、ところどころクヌギの大木が生え、夏は涼しい上、花のころはクヌギが落葉しているので適度な日照が得られ、夏の気温が高い地域でセリバオウレンが元気なのだと思いました。                                        
【雄花】
 06.2.26 撮影

雨が上がったばかりなので、どっぷりと水を含んでいます。
 
  【両性花】  
06.2.26 撮影

【草山のアオモジ】
06.2.26 撮影

 アオモジ〈青文字〉(クスノキ科 ハマビワ属) 花期は3〜4月。 雌雄別株。

 アオモジの分布は、山口県・岡山県・九州・沖縄。
 樹木医の藤原先生に先日伺ったら、山口県ではもともと長門地方だけだったのが、瀬戸内地方でも見られるようになったとのことでした。

【雄花序】
06.2.26 撮影

【雌花序】
06.2.26 撮影
 
 秋穂の草山には、10年近くも前に樹木の観察会で来て、今回が2度目。
 当時より大きくなった木が目立ち、株数も増えて、丘が黄色に彩られ、ちょうど見ごろでした。