2018年 6月4日  センニンモ



【@何年も見てきて、「今年こそは花を見よう」と、観察を続けました − 幅1mほどの水路で】
18.6.4 撮影

         センニンモ Potamogeton maackianus(ヒルムシロ科 ヒルムシロ属) 
                                         花期は 6月〜。
        淡水の湖沼、河川、水路に生える沈水性の多年草。
        根茎が発達する。
        葉はすべて沈水葉で、無柄、
        葉身は広線形で長さ2-6cm、幅1.5-4mm、3脈があり、縁に微鋸歯がある。
        葉端は凸状。
        托葉は、葉の基部と合着して長さ2-6mmの葉鞘状となり、
        上部は長さ約5mmの耳状突起となる。
        日本での花期は7〜8月。
        花序柄は長さ1-5cm、穂状花序は長さ4-10mm。
        花は2〜4個。
        果実は長さ3-4mm、背面の基部に少数の低い突起がある。
        北海道〜九州、朝鮮半島・中国・東南アジアに分布する。
        ヤナギモとの間に、托葉が葉鞘状で葉先端が鋭頭な自然雑種
        アイノコセンニンモ P.×kyushuensis Kadono et Wiegleb を形成する。
         − 改訂新版「日本の野生植物1」 −

        冬は枯れることなく、黒ずんだ葉をつけたまま越す。
         − 「ため池と水田の生き物図鑑」 植物編 −

【@を拡大しました − 葉はすべて沈水葉で、無柄 − 沈水葉のため撮影に苦労しました】
18.5.4 撮影
                                 
【A今日のこれが水面近くに葉が上がり、最良の状態でした】
18.6.4 撮影

【Aを拡大しました − 花序柄は長さ1-5cm、穂状花序は長さ4-10mm
18.6.4 撮影
「托葉は、葉の基部と合着して長さ2-6mmの葉鞘状となり、
        上部は長さ約5mmの耳状突起となる」


【Aを拡大しました − 葉身は広線形で長さ2-6cm、幅1.5-4mm、3脈があり、縁に微鋸歯がある
18.6.4 撮影

 水路に落ちないように足元に細心の注意を払いながら、何度シャッターを押したことでしょうか。
 これでセンニンモに行かなくても良いと思うとホッとします。
 センニンモについた花番号は、『1520』。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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