センブリ Swertia.japonica〈千振〉(リンドウ科 センブリ属)
花期は10〜11月。
古くから胃腸薬としてよく知られ、
和名は千回振り出してもまだ苦いので千振とつけられたといわれる。
山野の日当たりのよい草地に生える2年草。
全草に苦みがある。
茎は高さ20-25cmになり、淡紫色を帯びる。
葉は対生し、長さ1-4cmの細長い線形。
花は直径2-3cm、5深裂し、裂片は広被針形、白色で紫色のすじがある。
裂片の基部付近に2個の蜜腺溝があり、周りに長い毛がある。
【Aこの場所ではムラサキセンブリがほとんどで】
16.11.9 撮影
この個体以外のセンブリは、高さ5cmほどで花が1個だけついた1個体でした。
【Aを拡大しました − 蜜腺溝が真上にではなく、少し斜めに向いているように感じますが】
16.11.9 撮影
【B蜜腺溝の毛が斜め向きに生えているような…気のせい?】
16.11.9 撮影
撮り直したいのですが、場所を覚えているかどうか…。
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ムラサキセンブリ Swertia pseudochinensis〈紫千振〉
(リンドウ科 センブリ属) 花期は10〜12月。 センブリに似て花の色が紫なのでこの名がある。 センブリと同様に苦味があるが、日本では薬用として利用しない。 日当たりのよい草地に生える高さ20-50cmの多年草。 センブリに似るが、茎は太く、暗紫色を帯びる。 葉はやや密に対生し、線状披針形で長さ2-4cm。 茎の先や葉腋に淡紫色の花を円錐状につけ、上の方から咲き始める。 花冠は長さ1-1.5cmで5深裂し、花冠裂片に濃紫色の脈があり、
蜜腺溝の毛に波状隆起がある。
【D花冠裂片の幅が非常に細く、雄しべが非常に小さく、花糸が短い個体】
16.11.9 撮影
【Dを拡大しました】
16.11.9 撮影
【E花糸が蜜腺溝の毛よりずっと短く、雄しべがないのかと思いました】
16.11.9 撮影
この個体は他花の花粉をもらうことになりますが、来年も残っていれば同じ型の花を咲かせるはず。
こちらは、しっかり目印を置いておきました。
【Fシロバナムラサキセンブリのその後を】
16.11.9 撮影
【Fを拡大しました】
16.11.9 撮影
今日の日記のような、こんな小さなことに興味を持って、時間を気にせず観察して歩く人、
私一人ではないのです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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