センブリ〈千振〉(リンドウ科 センブリ属) 花期は10〜11月。
古くから胃腸薬としてよく知られ、千回振り出してもまだ苦いということによる名。
山野の日当たりのよい草地に生える1年草、2年草。全草に苦みがある。
茎は高さ20〜25cmになり、淡紫色を帯びる。
葉は対生し、長さ1〜4cmの細長い線形。
花は直径2〜3cm、5深裂し、裂片は広被針形、白色で紫色のすじがある。
裂片の基部付近に2個の蜜腺溝があり、周りに長い毛がある。
【A林縁で】
09.10.23 撮影
【B草原で】
09.10.22 撮影
【上の画像を拡大しました】
09.10.22 撮影
「茎は淡紫色を帯びる。
葉は対生し、長さ1〜4cmの細長い線形」
【C茎や葉が濃紫色を帯びた株もたくさん−日当たりのよい草原で】
09.11.2 撮影
【D茎・葉が濃紫色を帯びた株の花を】
09.11.2 撮影
「花冠は直径2〜3cm、白色で5深裂し、裂片は広被針形で紫色のすじがある」
【Dを拡大しました−下側の花】
09.11.2 撮影
「裂片の基部付近に2個の蜜腺溝があり、周りに長い毛がある」
【Dを拡大しました−上側の花】
09.11.2 撮影
「裂片の基部付近に2個の蜜腺溝があり、周りに長い毛がある」
草原では、ムラサキセンブリかと思うほど茎や葉が濃い紫色がかっている株が多いのですが、
密腺の周りにある毛の様子から、センブリだったと納得した次第です。
【ご参考までに−ムラサキセンブリ】
09.11.2 撮影
「密腺溝の毛に波状隆起がある」
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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