センボンヤリ Leibnitzia anandria〈千本槍/別名ムラサキタンポポ〉
(キク科 センボンヤリ属) 花期は3〜4月。
秋の閉鎖花を槍に見立てたもの。
別名は春の花の色からつけられた。
山地や丘陵の日当たりのよい草地などに生える多年草。
葉は根もとに集まってロゼット状になる。
春の葉は卵形でふちには欠刻があり、裏面には白いクモ毛が密生する。
秋の葉は長さ10-16cm、幅3倒卵状長楕円形で、羽状に中裂する。
春の花は直径約1.5cmで、高さ5-15cmの花茎の先に1個つく。
頭花は周りに裏面が紫色を帯びた舌状花が1列に並び、中心部に筒状花がある。
夏から秋に高さ30-60cmの花茎を伸ばし、先端に閉鎖花を1個つける。
閉鎖花は筒状花だけが集まったもので、
長さ約1.5cmの総苞に包まれたまま実る。
痩果は長さ約6mm。冠毛は淡褐色で長さ約1cm。
花期:4〜6月 分布:日本全土
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 頭花は周りに裏面が紫色を帯びた舌状花が1列に並び、中心部に筒状花がある】
19.3.14 撮影
* * * * * 以下は古い画像ですが * * * * *
【A】
16.3.20 撮影
【B咲き続けるに従って花茎が伸びて、淡紅紫色が濃くなっていきます】
18.4.1 撮影
【C冠毛は淡褐色で長さ約1cm】
18.12.8 撮影
山焼き後の草原で、ベニヤマタケに続いてオキナグサ・センボンヤリ・キジムシロが咲いて、
次はシバスゲ、ヒトリシズカ・・・秋吉台に春が来たと感じます。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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