センボンヤリ〈千本槍/別名ムラサキタンポポ〉(キク科 センボンヤリ属) 花期は3〜4月。
秋の閉鎖花を大名行列の千本槍に見立ててこの名がある。
別名は、春の花の舌状花の裏が紫色を帯びることによる。
山地や丘陵の日当たりのよい草地などに生える多年草。
葉は根もとに集まってロゼット状になり、春の葉は卵形でふちには欠刻があり、
裏には白いクモ毛が密生する。
春の花は直径約1.5cm、高さ5〜15cmの花茎の先に1個つく。
夏から秋に高さ30〜60cmの花茎を伸ばし、先端に閉鎖花を1個つける。
閉鎖花は筒状花だけが集まったもので、総苞に包まれたまま実る。
【A開花後、日が経つに従って花茎は伸び、頭花は紅紫色を帯びてきます】
13.3.22 撮影
【B開花して間もない頭花】
13.3.22 撮影
【Bを拡大しました − 舌状花には大きな舌片に向かい合って2裂した小さな舌片がある】
13.3.22 撮影
「『2唇形』と呼ばれ、厳密には筒状花の一型」
【C開花して数日経った頭花】
13.3.22 撮影
「ムラサキタンポポの名はあっても、茎葉に乳液がなく、花茎に鱗片がつき、
舌状花の舌片の先は3歯で、タンポポの仲間とは全く別群のものである」
【Cを拡大しました】
13.3.22 撮影
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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