セイタカハハコグサ Gnaphalium luteo-album L.(キク科 ハハコグサ属) 花期は 1〜12月。 畑や路傍に生える一年草または越年草。 茎は基部で分枝して横に曲がって立ち上がるか、 または直立して分枝しないものもあり、高さ20-40cm。 全体に綿毛を密生し、灰白色を帯びる。 茎葉は多数で斜上し、両面に灰白色の毛を密生する。 基部の葉はへら形〜倒披針形で幅が広い。 中部につく葉は長楕円形〜線形で、長さ2-5cm、幅2-5mm、 先は鈍く尖り、基部はやや広くなる。 花期は4〜6月、 長い柄の先に10個ほどの頭花が球形に集まってつく。 頭花は長さ3.5-4mm。 総苞は鐘形で褐色を帯び、長さ3-3.5mm、 総苞片は16個ほどあり、披針形で膜質、先は尖る。 痩果は長さ0.5mm、褐色を帯び、冠毛は長さ約1.5mm。 [原産地] ヨーロッパ。北アメリカ、オーストラリア、アジア(中部・北部)などに広く分布。 [メモ] 在来種のハハコグサとは、花は初夏に咲き、細い葉が上向きにつき、 花柄が長く、総苞が褐色を帯びることなどで容易に識別できる。 (ハハコグサは、花期が3〜6月。茎につく葉は数が少なく、花柄は短く、総苞は黄色) また、本種とハハコグサとの雑種と思われるものがあり、 アイセイタカハハコグサ、またはアイノコハハコグサという。
− 「日本の帰化植物」 −
茎の頂に直径4mmほどの、黄色の筒状花からなる頭状花を10個ほど固めて着ける。
− 「日本帰化植物写真図鑑」 −
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【@を拡大しました − 枯れていますが、草丈が高いことは分かります】
21.3.1 撮影
【A茎の頂に直径4mmほどの、黄色の筒状花からなる頭状花を10個ほど固めて着ける】
21.3.1 撮影
【Aを拡大しました − 黄色の筒状花からなる頭状花】
21.3.1 撮影
【B花が咲いている個体もあります】
21.3.1 撮影
【Bを拡大しました − 蕾のようです】
21.3.1 撮影
3月の現在で、ついている頭花は、終わったものから蕾まで。
秋吉台でも、「花期は 1〜12月」で良いと思われます。
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「2050年の森 野草園」で2月27日にセイタカハハコグサを確認して2日後、秋吉台で確認しました。
セイタカハハコグサについた花番号は、「1589」。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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