サヤヌカグサ Leersia sayanuka〈鞘糠草〉
(イネ科 サヤヌカグサ属) 花期は8〜10月。
イネに似ているが実ができず、
もみがらだけになっているものが多いからといわれる。
水辺に生える高さ40-70cmの多年草。
茎は細く、節には下向きの毛がある。
葉は長さ7-10cm、幅0.6-1cmの広線形でざらつく。
花序は5-10cmのの円錐状で、下部が葉鞘に包まれ、
閉鎖花をつけるものが多い。
花序の枝は細くて曲がりくねり、まばらに小穂をつける。
小穂は長さ4.5-6mmで、ふちに短い剛毛があり、イネのもみに似ている。
【@を拡大しました − 花序は5-10cmのの円錐状】
17.8.4 撮影
【A茎は細く、節には下向きの毛がある】
17.8.4 撮影
【Aを拡大しました − 茎は細く、節には下向きの毛がある】
17.8.4 撮影
【B葉は長さ7-10cm、幅0.6-1cmの広線形で】
17.8.4 撮影
【Bを拡大しました −ざらつく 】
17.8.4 撮影
【C花序の枝は細くて曲がりくねり、まばらに小穂をつける】
17.8.4 撮影
【Cを拡大しました − 小穂は長さ4.5-6mmで】
17.8.4 撮影
【D − Cの上側の花序の枝】
17.8.4 撮影
【Dを拡大しました −、ふちに短い剛毛があり、イネのもみに似ている】
17.8.4 撮影
サヤヌカグサは「水辺に生える高さ40-70cmの多年草」。
12年前に見つけたのは確かに水辺で、足元が緩んで近寄れない湿地だったため、
水が流れたり溜まった場所ばかり探してきましたが、
今回「あれ?サヤヌカグサ?」と目に入ったのは、
ヨウシュヤマゴボウやハエドクソウが生えている林道わきで、カゼクサほどの高さでした。
足が痛くなかったら、こんな所のイネ科に注目することはなかったと思います。
まさに、“怪我の功名”で、口の悪い友人に「転んでもただでは起きない」と言われそうですが、
本当に嬉しい「開花確認」でした。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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