サワハコベ〈沢繁縷〉(ナデシコ科) 花期は4〜5月。 山地谷沿いの湿地に生える多年草。茎は地をはい、上部は斜上し高さ10〜30p。上部の葉のつけ根に柄をだし、直径1〜1.5pの白花を開く。花弁は5個、雄しべは10個、雌しべの柱頭は3個。
この林は、昨年の台風でスギの大木が倒れたり枝が折れて、ずいぶん明るくなりました。
ほとんど太陽が差し込まなかった昨年まで、サワハコベは花数が少ないし、全体が弱々しかったのに、落ちたスギの葉の間からも、濃い緑色の葉をつけたサワハコベがたくさん見られます。
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ヤマルリソウ(ムラサキ科)
05.4.25 撮影
ヤマルリソウ〈山瑠璃草〉 花期は3〜5月。 山地の林のへりに生える高さ7〜20pの多年草。全体に白い開出毛が多い。根生葉は多数つき、大きな株を作る。茎の先に総状花序をだし、直径約1pの淡青紫色の花を次々に開く。
ヤマルリソウが開花したのは4月4日。今、花盛りです。
昨年までずっと、林のふちの斜面のヤマルリソウを書いてきましたが、今回はサワハコベと同じ林の花です。
以前からこの林の斜面に生えていたものの、花数も少ないし元気がなかったのに、サワハコベのすぐそばでも、しっかりした株になったヤマルリソウが、花をたくさんつけているのです。
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