サワギク Nemosenecio nikoensis〈沢菊/ボロギク〉
(キク科 サワギク属) 花期は 5月〜。
山地の木陰に生えるやわらかい多年草。
茎は高さ35-110cmくらい、根生葉は密に白毛があるが、花時にはない。
茎葉は薄くて、両面にまばらに毛があり、羽状に深裂する。
頭花は6〜8月、枝の先にやや散状に多数つき、直径12mm、
柄は細く、苞はない。
総苞は長さ5mm、総苞片は1列に並び、
舌状花冠は長さ8mm、幅1mm、
痩果は長さ1.5mm、細毛がある。冠毛は雪白色。
痩果が散布する頃、
多数の冠毛が寄り集まってぼろくずのように見えるのでボロギクという。
【@を拡大しました − 葉を見た途端サワギクと思いましたが、そうでした】
17.5.25 撮影
【A高さは − この傘の出ている高さが80cmなので90cmくらい】
17.5.25 撮影
【B茎葉は薄くて、羽状に深裂する】
17.5.25 撮影
【C下方の茎は − 根生葉は密に白毛があるが、花時にはない】
17.5.25 撮影
【D頭花は枝の先にやや散状に多数つき、直径12mm。舌状花冠は長さ8mm、幅1mm】
17.5.25 撮影
【E柄は細く、苞はない】
17.5.25 撮影
【Eを拡大しました − 総苞は長さ5mm、総苞片は1列に並び】
17.5.25 撮影
サワギクは、ほかの山ではよく目にしていましたが、秋吉台国定公園で初めて見ました。
長い間、林の奥で人目に触れず咲いていたのでしょうか。
思っても見なかったので、大変嬉しいです。
サワギクについた花番号は『1482』。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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