ササバラン Liparis odorata 〈笹葉蘭〉(ラン科 クモキリソウ属)
花期は6〜7月。
日当たりのよい草原に生える多年草。
葉は狭長楕円形で、長さ8-16cm、縦縞が顕著で鋭尖頭。
花茎は高さ20〜30cmで直立、
汚紫色ときに黄緑色の花をまばらに多数つける。
苞は三角状被針形、長さ3-6mm。
萼片は被針形、長さ6mm。
側花弁は線形で萼片より少し長い。
唇弁は倒卵状くさび形で反曲し、中央に浅い溝があり、長さが萼片と同長。
【@ササバランは今、“一番きれいな時”です − ムカゴソウに行く途中で】
14.7.14 撮影
【A − @の右側の株】
14.7.14 撮影
【B − @の左側の株】
14.7.14 撮影
【Bを拡大しました】
14.7.14 撮影
【Bを拡大しました】
14.7.14 撮影
ムカゴソウ Heminium lanceum 〈零余草〉(ラン科 ムカゴソウ属)
花期は7〜8月。
やや湿った草地に生える高さ20-45cmの多年草。
葉は茎の中部に数個が互生し、長さ8-20cmの線形または広線形で、
鋭尖頭、基部は茎を抱く。
淡緑色の小花を多数穂状につける。
唇弁は長さ6-8mm、3裂し、側裂片は糸状で長く、先がかぎ状に曲がる。
距はない。
[山口県絶滅危惧TA類]
【C ムカゴソウは一昨日、開花確認しました】
14.7.14 撮影
【D】
14.7.14 撮影
【Dを拡大しました】
14.7.14 撮影
14日に見つけたムカゴソウは1株だけですが、多分、今年はもう探しに行かないと思います。
遠い道のりを一人で歩いて、こんな寂しい花を一人で探すなんて、これ以上したくないのです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|