ササバラン Liparis odorata 〈笹葉蘭〉(ラン科 クモキリソウ属) 花期は6〜7月。
暖温帯〜熱帯の日当たりのよい草原に生える。
葉は狭長楕円形、縦じわが顕著で鋭尖頭、長さ8-16cm、幅1.5-3.5cm。
花茎は高さ20-30cmで、直立する。
7〜8月、汚紫色ときに黄緑色の花をまばらに多数つける。
苞は三角状被針形、鋭尖頭、長さ3-6mm。
萼片は被針形、やや鈍頭、長さ6mm。 側花弁は線形でやや鋭頭、萼片より少し長い。
唇弁は倒卵状くさび形で反曲し、やや切頭、中央に浅い溝があり、
長さが萼片と同長、基部に2隆起がある。
蕊柱は長さ4mm、上縁に低い翼がある。
本州(栃木県以南)〜九州・琉球、中国・台湾〜ヒマラヤ・インド・
スリランカ・ミクロネシアに分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物1」 −
[山口県絶滅危惧TA類]
【@を拡大しました − 今年はたくさん咲いています】
21.7.4 撮影
【A葉は、形がササの葉に似ていますが、質はラン科です】
21.7.4 撮影
【Aを拡大しました −ササバランはクモキリソウ属】
21.7.4 撮影
【B】
21.7.4 撮影
【Bを拡大しました】
21.7.4 撮影
ラン科は、花は美しいのですが苦手。
秋吉台では、紛らわしい同属の種がないので、悩むことなく「ササバラン」と言え、助かっています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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