2017年 10月31日  サラシナショウマ



【@今年は花がたくさん咲きました − 湿り気のある林縁で】
17.10.5 撮影

            
    サラシナショウマ cimicifuga simplex〈晒菜升麻/別名イッポンショウマ・ミヤマショウマ〉
                      (キンポウゲ科 サラシナショウマ属) 花期は9〜10月。
   和名は若芽をゆで、水でさらして食べたことによる。
   草原や林縁あるいは林内に生える多年草、しばしば大群落をつくる。
   茎は高さ40-150cm、無毛あるいは上部で屈毛が生え、基部で径2-7mm。
   根出葉は3回3出複葉。小葉は狭卵形〜広卵形、長さ3-8cm、幅2-7cm、
   3中裂〜浅裂し、両面に細かい毛があり、葉柄は長さ15-30cm、
   上部の茎葉は2〜3回3出の複葉、短い柄がある。
   花序は単純あるいは基部で分枝する幅の狭い総状で、長さ20-50cm。
   花は白色、花柄は長さ5-10mm、白色の短毛が密生する。
   萼片は広楕円形〜広卵形、長さ4-5mm。
   花弁は長さ3-5mm、径2mm、2深裂し、短い柄がある。
   雄しべは長さ5-8mm、花糸は先端が少し広がる。
   雌しべは2〜8個で柄があり、無毛あるいは短い伏毛がある。
   ときに雌しべを欠き雄花となる。
   袋果は長さ6-9mm、倒卵形、長い柄がある。
   花柱は細く長さ1-2mm、先端が強く内曲する。
    − 改訂新版「日本の野生植物 2」 −

【A】
17.10.5 撮影
                                 
【B花序は単純あるいは基部で分枝する幅の狭い総状で、長さ20-50cm
17.10.5 撮影

【Bを拡大しました − 花は白色、萼片は広楕円形〜広卵形、長さ4-5mm
17.10.5 撮影

【C雄しべは長さ5-8mm、花糸は先端が少し広がる
17.10.5 撮影
「雌しべは2〜8個で柄があり、無毛あるいは短い伏毛がある。
   ときに雌しべを欠き雄花となる」


【D今は花が終わり、果実になっています】
17.10.30 撮影

【Dを拡大しました − 袋果は長さ6-9mm、倒卵形、長い柄がある
17.10.30 撮影

【E 袋果は長さ6-9mm、花柱は細く長さ1-2mm、先端が強く内曲する
17.10.30 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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