2017年 11月1日  ミヤコグサ


私が秋吉台を歩き始めた頃、「秋吉台にあるのはセイヨウミヤコグサで、ミヤコグサは無い」
と、聞いていましたが、2003年にニシキミヤコグサに続いてミヤコグサを確認しました。

【①私がミヤコグサとしている個体 - 龍護峰に登る途中、御鉢山の下辺りで】
17.11.1 撮影

            ミヤコグサ Lotus comiculatus var.japonicus〈都草/別名エボシグサ〉
                             (マメ科 ミヤコグサ属) 花期は 4~11月。
           道ばた、鉄道線路、海岸などで普通に見られる多年草。
           茎はふつう地を這うかあるいは斜めに立ち上がり、長さ5-40cm、
           葉とともにほとんど無毛。
           基部の小葉は三角形または卵状三角形で鋭頭、
           頂端の3小葉よりも短く、托葉状を示す。
           頂端の小葉は狭倒卵形または倒卵形、長さ5-20mm、幅3-10mmで
           長さは幅の3倍以下。
           花は黃色~鮮黄色、長さ(9-)10-16mm。
           花序には1~3(~4)花がつき、
           花序の総苞は3出し、小葉と同形だが小さい。
           萼は長さ(4-)5-8mm、軟毛があり、
           萼裂片は萼筒より長いか、またはまれに同長。
           豆果は円柱状線形で長さ2-3.5cm、
           熟すと2片に裂け、20個内外の種子を入れる。

           セイヨウミヤコグサが帰化しており、
           ミヤコグサとよく似ているため混同されやすいが、
           ・花序は3~7花をつけ、
           ・萼裂片はふつう萼筒より短いか同長、
           ・葉と茎はふつう有毛であることで区別できる。
            - 改訂新版「日本の野生植物 2」 -

【①を拡大しました - 茎は葉とともにほとんど無毛
17.11.1 撮影
                                 
【②花は黃色~鮮黄色、花序には1~3(~4)花がつき
17.11.1 撮影

【③萼は軟毛があり、萼裂片は萼筒より長いか、またはまれに同長
17.11.1 撮影

* * * * 地獄台で * * * *

【④茎はふつう地を這うかあるいは斜めに立ち上がり
17.10.10 撮影

【④を拡大しました -葉とともにほとんど無毛
17.10.10 撮影

【⑤萼は軟毛があり、萼裂片は萼筒より長いか、またはまれに同長
17.10.10 撮影
「花序の総苞は3出し、小葉と同形だが小さい」


* * * * * おまけ* * * * *

【⑥午後の草原では、ススキが今、“一番きれいな時”です】
17.11.1 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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