ミヤコグサ Lotus comiculatus var.japonicus〈都草/別名エボシグサ〉
(マメ科 ミヤコグサ属) 花期は 4~11月。
道ばた、鉄道線路、海岸などで普通に見られる多年草。
茎はふつう地を這うかあるいは斜めに立ち上がり、長さ5-40cm、
葉とともにほとんど無毛。
基部の小葉は三角形または卵状三角形で鋭頭、
頂端の3小葉よりも短く、托葉状を示す。
頂端の小葉は狭倒卵形または倒卵形、長さ5-20mm、幅3-10mmで
長さは幅の3倍以下。
花は黃色~鮮黄色、長さ(9-)10-16mm。
花序には1~3(~4)花がつき、
花序の総苞は3出し、小葉と同形だが小さい。
萼は長さ(4-)5-8mm、軟毛があり、
萼裂片は萼筒より長いか、またはまれに同長。
豆果は円柱状線形で長さ2-3.5cm、
熟すと2片に裂け、20個内外の種子を入れる。
セイヨウミヤコグサが帰化しており、
ミヤコグサとよく似ているため混同されやすいが、
・花序は3~7花をつけ、
・萼裂片はふつう萼筒より短いか同長、
・葉と茎はふつう有毛であることで区別できる。
- 改訂新版「日本の野生植物 2」 -
【①を拡大しました - 茎は葉とともにほとんど無毛】
17.11.1 撮影
【②花は黃色~鮮黄色、花序には1~3(~4)花がつき】
17.11.1 撮影
【③萼は軟毛があり、萼裂片は萼筒より長いか、またはまれに同長】
17.11.1 撮影
* * * * 地獄台で * * * *
【④茎はふつう地を這うかあるいは斜めに立ち上がり】
17.10.10 撮影
【④を拡大しました -葉とともにほとんど無毛 】
17.10.10 撮影
【⑤萼は軟毛があり、萼裂片は萼筒より長いか、またはまれに同長】
17.10.10 撮影
「花序の総苞は3出し、小葉と同形だが小さい」
* * * * * おまけ* * * * *
【⑥午後の草原では、ススキが今、“一番きれいな時”です】
17.11.1 撮影
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※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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