サネカズラ〈実葛・真葛/別名ビナンカズラ〉(モクレン科 サネカズラ属) 花期は7〜8月。
別名のビナンカズラ(美男葛)は、樹皮からとった粘液を整髪に使ったことによる。
山野に生える常緑つる性木本。雌雄別株または同株、まれに両性花がつく。
葉は互生。長さ5〜13cmの長楕円形または卵形で、縁にはまばらに鋸歯がある。
葉腋に直径約1.5cmの黄白色の花をつける。
花弁と萼片はともに淡黄色で、9〜15個、全て花弁状。
集合果は直径2〜3cmの球形で、11月に赤く熟す。
【上方の花を見た時、雄株と思いましたが】
11.8.16 撮影
【下方で雄花・雌花が並んで咲いていました】
11.8.16 撮影
【左が雄花、右が雌花】
11.8.16 撮影
「花弁と萼片はともに淡黄色で、9〜15個、全て花弁状」
【雄花 − 雄しべは球状につく】
11.8.16 撮影
「横に広がった赤いのは葯隔。小さな葯が葯隔の両側についている」
【雌花 − 雌しべも球状につき、白っぽいのが花柱】
11.8.16 撮影
雄花の花被片は毛むくじゃらなのに、雌花の花被片は無毛ですね!
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秋には赤い集合果を沢山見るのに、私はサネカズラは雄花ばかり撮っていました。
一つの花の花期が短いのが最大の原因で、撮影に失敗して数日後に撮り直しに行くと、もう花弁が落ちていたりだったのです。
雌雄同株を確認したのは初めてですが、これまでも雄花が目について撮った株の中に雌花があったのかもしれないと、嬉しいのと反省が半々の感じです。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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