サケバヒヨドリ〈裂葉鵯〉(キク科) 花期は9〜10月。
山地に生える高さ50〜100pの多年草。葉は3深裂する。裏面は淡緑色で腺点はない。頭花は密な散房状につく。総苞は長さ約5o。
サケバヒヨドリは、毎年サワヒヨドリより少し遅く開花し、今年初めて見たのは9月1日でした。
林縁に咲くヒヨドリバナ、草原のサワヒヨドリに比べたら数は少ないのですが、林縁でも草原でも見つけてきました。
【キクバヒヨドリ】
05.10.25 撮影
キクバヒヨドリ〈菊葉鵯〉(キク科) 花期は9〜10月。
サケバヒヨドリに似ているが、葉の裏に腺点がある。
今日、林道わきで1本だけ立っている裂け葉が目に入り、“秋吉台のやまんば”さんに、
「菊葉でないか、ルーペで見て! 菊葉には腺点があるの」と、お願いしました。
「腺点、いっぱいあるよ、ほらっ、見てごらんなさい」
「キャッ、これが腺点ね! ワー、やったー」。
【葉を】
05.10.25 撮影
【葉裏を透かして見たら】
05.10.25 撮影
(100oマクロで撮影したものを100%拡大した画像です)
ルーペで腺点がはっきり見えたので、試しに撮ってみたら写っていました。
ほかに、ヒヨドリバナ・サワヒヨドリ・サケバヒヨドリの葉もルーペで見ましたが、
虫食いの跡は見えても、腺点はいずれにもありませんでした。
10月25日(火)
“秋吉台のやまんば”さんと、林道での散策を終え草原に移動する前に昼食。
少しの時間が惜しいので、歩きながらパンを食べていて見つけたキクバヒヨドリです。
お行儀の悪い私。でも、座って食べていたら、ここには来なかったはずなので・・・。
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