サイコクキツネヤナギ〈西国狐柳〉(ヤナギ科 ヤナギ属) 花期は3〜4月。
丘陵〜山地に生える株立ちで高さ2mほどになる落葉低木。雌雄別株。葉は互生。葉身は長さ5〜12cmの倒卵形で、先端は急にとがり、ふちには浅い波状の鋸歯がある。葉の展開前に開花し、花序の長さ3〜4p。 サイコクキツネヤナギとキツネヤナギを識別するのはむずかしく、産地が決めてになる。 中国・近畿地方、北九州、四国北部に分布しているのはサイコクキツネヤナギ。
秋吉台の草原に生えているヤナギは、私が今まで見てきた限りではサイコクキツネヤナギだけで、毎年山焼きで焼かれなかったら、すぐにヤナギ林になってしまうのではないかと思うほど、高さ1m以下の株がたくさん見られます。
【咲き始めの雄花序】
06.3.8 撮影
「雄花序はキツネヤナギより太くて短い。葯がはじけて黄色い花粉を出す」
【A雌花序】
06.3.24 撮影
「雌花序は上部が暗褐色の苞が目立つ。花序の下に葉がないものが多い」
【Aを拡大しました】
06.3.24 撮影
雄花序よりほっそりしていて、全体が緑がかって見えます。
【Aとは別の雌花序】
06.3.22 撮影
Aより咲き進んだ状態と思います。
3月26日(日)
午前中は、秋吉台科学博物館と秋吉台の自然に親しむ会の自然観察会「湧水巡り」に参加して学び、午後は広島からの友人9名の散策に合流しました。
日記に使える画像がないので、雌雄の花序の区別がよく分からず観察し続けてきたサイコクキツネヤナギをまとめました。
私は、植物の区別がつかない時に秋吉台日記を開けて確認していますから、
この日記は、自分のために書いているようですね。
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