5月30日 サイハイラン 


【林内、石灰岩に囲まれたくぼ地で】
   10.5.28 撮影
   
        サイハイラン〈采配蘭〉(ラン科 サイハイラン属) 花期は5〜6月。
        細長い花を多数つけた花穂を采配に見立ててこの名がある。
       山地のやや薄暗い樹林の中に生える多年草。
       葉は長楕円形で長さ15〜35cm、先はとがる。
       花茎は高さ30〜50cm、10〜20個の花を総状につける。
       花は長さ3〜4cmで細長く、淡緑褐色で紅紫色を帯び、垂れ下がる。

   
                      【スギ林で】        
 10.5.29 撮影

花茎は高さ30〜50cm、10〜20個の花を総状につける  
10.5.29 撮影
花は長さ3〜4cmで細長く、淡緑褐色で紅紫色を帯び、垂れ下がる

上の画像を拡大しました
10.5.29 撮影

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 きょう午後、岡山の“緑のサークル”20数名の方を案内しました。
 私の腰痛はまだ完治していませんが、秋吉台をフィールドにしている人たちはそれぞれ予定があって、案内できる人がいないため、下見なしでの案内になりました。
 フナバラソウ・ツチグリ・ハシナガヤマサギソウ・ヤマサギソウ・アカネスゲ・アワボスゲ・・・と、ちょうど見頃でしたが、コキンバイザサは、午後2時過ぎに今日咲いてしぼんだ花さえ見られませんでした。
 今年は草原の花の咲き方が例年とは違い、一番いい時期で晴天でも、コキンバイザサが咲かない日もあるのです。
 それでも、明日咲きそうなつぼみを沢山見つけられ、皆さん、歓声をあげていましたので、このグループの植物を見る目のすばらしさを感じ取ることができました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。