| サイゴクイボタ〈西国水蝋〉(モクセイ科 イボタノキ属) 花期は5〜6月。 山地の土壌のやせたところや石灰岩地に生える高さ2〜4mになる落葉低木。
 樹皮は灰褐色。枝は灰褐色の短毛がある。小枝は細い。
 葉は対生。葉身は長さ1〜5cmの卵状被針形〜卵状楕円形で、全縁。
 先は鋭くとがる。薄い膜質で、両面とも主脈上に毛がある。
 枝先に短い花序を出し、白い小さな花をつける。
 花冠は長さ約7mm、浅く4裂する。裂片は長さ約2mm。
 雄しべは2個、花冠から突き出ない。萼は無毛。
 果実は直径約7mmのほぼ球形、紫黒色に熟す。
 09.11.13 撮影
 「果実は直径約7mmのほぼ球形、紫黒色に熟す」
 
 【上の画像を拡大しました】
 09.11.13 撮影
 「枝は灰褐色の短毛がある」
 
 【葉身は卵状被針形〜卵状楕円形で、全縁。先は鋭くとがる】
 09.11.13 撮影
 葉先が鋭くとがっていない点で本当にサイゴクイボタか心配だったのです。
 
 【上の葉の主脈の毛を撮りました】        
      
      
      (葉表)    09.11.13 撮影    (葉裏)
 「両面とも主脈上に毛がある」
 
 * * * * * * こんな時もありました * * * * * *
 
 【上の果実と同じ株です】
 09.5.20 撮影
 
 【果実の画像と同じ株の花です】
 09.5.20 撮影
 「雄しべは2個、花冠から突き出ない」
 
 「秋吉台国定公園の植物」に記載がない植物を私が見つけた場合は、「果たして本当にそうなのか?」と、その後も気がかりなことが多いのですが、サイゴクイボタは、もう心配しないことにします。
 
 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
 
 
  
 
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